パリオリンピックの男子マラソンを見た。
テレビの競技中のスペシャルキャストとして登場したのが高橋尚子さん。
その高橋さんが、何と、パリオリンピックのマラソンコースを試走したと中継の中で述べられた。
「(マラソンコースは)かなり厳しいコースと言われていますけれども、想像以上でした。」
さらっと言われたのだからすごい。
それだけでもすごいと思うが、そんなコースを三回も試走したということだから
根性のない私はすっかり驚いてしまった。
走るスピードは遅いのに、走るのはわりと好きな私は
年に二回くらいマラソンレースにエントリーして走ってきた。
しかし、試走した経験はほんのわずかしかない。
コースの様子をネットで見るぐらいで
現地に行って実際に走ってみたというのはわずかしかない。
かなり以前になるが篠山ABCマラソンの試走をしたことがある。
篠山のレースが行われるのは3月はじめ。
仕事等であまり自由に出かけることができず、寒い時期に試走に出かけてみた。
それが、雪が降る本当に寒い日だった。
ハラハラと降るだけではなく、冷たい風とともに斜めに降る雪の中
手が冷たくなる、足は思うように動かない。
やめたいぐらいだが一緒に行った人が頑張っているのにやめようとも言えない。
泣きたい気持ちだった。歩きたくなった。それでも走り続けた。
そんなことを思い出しながら、高橋さんが三回も試走されたことを知り
そのすごさを改めて感じ、なぜそんなことができたのだろうか?
ふとそう思ってしまった私。
ほんとのところは分からないが
私が考えたのは次のようなことだった。
高橋さんは、
パリオリンピックのコースがどれだけ厳しいのか実際に走ってみたかったのか?
選手として参加し、このレースに出たかったという気持ちが強かったのか?
実際に走ってみることで、選手たちの思いを知ることや、困難さを体感して厳しいコースであることを
レポーターとして伝えることができると考えたのか?
などだ。
それにしても、フルマラソンの厳しいコースを三回も試走するというその心の強さに驚くばかり。
今日は女子マラソンの日。
日本の女子選手の活躍を期待しながら、テレビ中継を楽しみに待っているところだ。
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