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香港は、何もかもが、狭いと感じた街だ。
でも、その反対は、便利な街でもあったのだ。
今は、便利さを残しながらも、都市開発を進めている。
そんなところで、昨日の続編である。
おらは100万ドルの夜景なんて.. いう景色を楽しんでたりする。
ところで、この香港は、
近年イギリスの植民地から中国に返還された地域である。
でも、本土の中国人ですら、ここに入るためにはパスポートが必要という、
不思議な地域だったりする。
さて、この香港に新しく出来た空港である
チェイコックラブ空港 は街から離れたところに出来た。
そこで、高速鉄道を開港と同時に開業。
15分ほどで中心部と移動が出来る。
(利用客が少ないのが、気になるが...)
利用客が列をなしているのは、時間はかかるが、
目的地の近くまで直行してくれる安くて眺望のいい
高速バスだったりする。
(不慣れな地で、大荷物を持って乗り換えたくないわけだ)
さて、この空港の時刻表を見ていると、
一番本数が多そうなのは、なんと、台湾の台北行きだったりする。
毎日運行便だけで、1日40往復近くある。
しかも、ほとんど大型機を使用している。
(本数も機材も準国内線の上海行きより多い... 台湾海峡なんていうと、
ミサイルが向き合うほど、ある意味緊張している。 しかし、
香港はとりあえず、緩衝地帯として残してある。中国は不思議な国なのだ..)
日本の幹線も運行本数は多いが、ここまで大型機だらけで、
飛ばしている国際線区間は珍しい。
(ちなみに、東京から一番多い国際線は韓国ソウル行きで、
羽田、成田合わせて一日20往復。 その中には、中型機も混ざっている)
とにかく、1日20往復クラスの国際線なんか、アジアにはゴロゴロしている。
ジャカルタ-シンガポール、 シンガポール-バンコック、 バンコック-香港
など大型機だけで、この本数だ。
さて、香港に戻ると、この空港の主は、CX機こと、
キャセイパシュフィツク航空だ。
第2次世界大戦に参戦していたパイロット2人が、
戦後、香港を拠点に荷物輸送を始めたのが、会社の始まりなのだそうだ。
(今で言うベンチャ企業だな...)
そんな、キャセイの運行体制は、この香港に朝、昼、夜の 1日3回ほど、
機体を各地から集めて、目的地に散ってゆく運行体制なのだ。
(俗に言うハブアンドスポークスだ)
しかも、あの小さな駐機場で大変そうな、啓徳空港時代からの運行体制だそうだ。
こう考えてみると、ハブ空港なんていうのは、
設備が小さくて滑走路1本の貧弱な空港でも、
航空会社が今日からハブ空港だと決めれば、
ハブ空港だったりする。
まぁ、そんな話も、香港の夜景には勝てそうもないかな...
FSを見ていても、すごい街だと、おらは想うのだった。