FS2004 と XPLANE 日記

MSFS2004 と Xplane の遊び方

電波の弱点なのだ

2007-03-22 07:37:13 | 航空管制技官的FS
おらの家は山影なので、TV映りが悪いんだよ...
なんて..簡単に言うが..なんでだろう...

電波は伝送形態がある。 
でも、基本は、電波を出しているアンテナが見える
位置で受信しないと電波は受信できない...

詳しい人は異論を唱えるけど、この話の応用に過ぎない....
それぞれの波には、これにプラスして次の現象がある。
長波は地面を這うように伝わる...
中波と短波は、空の上にある電離層(オゾン層)で反射する。
反射物があるのは、我々も毎日体験できる...
AMラジオ放送を聴いていると、昼間は近くのラジオ局しか
聞こえないけど、夜は遠くの地方局が聞こえる。
まさに電離層が、夜間は薄く変化するために反射位置が変わり、
遠くの局が聞えるもの...
短波は昼間でもこの現象が起きているので、遠い洋上でも受信できる。
超短波以上は、基本の話の見とうしのいい場所でないと通信できない。

結局TVなんか..最初は見晴しのいい場所探し合戦をやっていた。
で..結果は、いい感じの山の頂上は鉄塔とアンテナだらけ...
ちなみに、一番日本一見晴らしのいい、富士山は無いよね...
というのは間違いで、長年気象レーダーをここに設置していた。

では、なんで廃止したのか...
もっと見晴のいい場所を作ることが出来たのだ。
それが衛星なのだ。.....

ところで、往復72000KM以上ある伝送路は時間差があるほど、
距離がある。
そんな電波は、さぞかし強力よね...
と勘違いされやすいが、普段の日は、衛星にもよるが、30Wくらいか...
とにかく弱い電波でも綺麗に映る...

ええ...地上のテレビなんて..東京タワーからは50000Wよ....
というけど、理由がある。
実は、衛星TVを見ている人は経験している。
それとは雨の日映りが悪くなること...
特に集中豪雨的な夕立の来る前とかだと、CATVですら、
見えなくなる日がある。

実は、電波が一番弱いのは水分なのだ。
ところで、逆利用しているのもある。
家にある電子レンジがそれ...
あれ電波を当ててるというけど、簡単に言うと電波は水を通すと
熱に変わって、弱くなっていく....
ちなみに、よく使う人は...牛乳やコーヒーは15秒で暖まるのに...
カレーはナンデ5分なのか....
上のことが解る人はピンと来る...
要は、水っぽくすれば短い時間で暖まる...(味の保証はしない...)  

ついでだけど、雨量レーダーはこの現象時に、全部熱に変わるのでなく、
そのまま跳ね返ってしまう物がある。
それの強さを測っているのだ。
この現象...飛行機を探すレーダーは邪魔そのもの...
何セ、雨が降っていたら、レーダーに映らない可能性があるのだ。
(実際は2箇所から観測して補っている...) 
 
さてさて、衛星がなんで30Wで済むのか...
この水分を持った空気の層は精々10KMくらい...かな
その先の宇宙に水分は無い。
に対して、東京タワーから茨城なんて...水分に囲まれ100KM以上...

まぁ、最後にFsはこんな現象は全く考慮しなくていい。
レーダーも雨の日でもチャンと映る。
無線も、地上にいて見えなくても、よく聞える....
という錯覚を起しやすい可能性も秘めているのだなぁ....



 

  


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