
このレーダーが、航空路監視レーダかどうかは不明だ。
ところで、ASRに航空路監視レーダーに気象レーダーと何が違うかというと、
レーダーの反射波から、我々がほしい目的のdataに変換しなければいけない。
この解析の部分が異なるのだ。 ところで、そんな解析ソフトは製作が
とにかく大変なのだ。...
台風は、すごい爪後を残してくれた。
ニュースを見ていると、気象レーダー故障で観測員を配置しろ?
予想外の場所で突風が発生とか..で、観測点を増やせとか?
まぁ反省は色々とあるみたいだ。だけど、おらはちょっと違う見方をしている。
まず、気象レーダーだが、気象庁の所有レーダー以外にも、
似た測定をしているレーダーがある。
国土交通省(建設省)河川局が所有しているのが、近い形の気象レーダーだ。
実は、これも全国的に取り付けてあるし、国交省のレーダー画面はNHKでも
利用して表示している。
(画面の注記を見ましょう。)
しかも、HPでも公開...気象庁レーダー画面より、見ている人は多いだろう。
このほかにも、電力会社とか、気象情報会社が独自に持っていて、
HPで公開されている。
でも、何でこんなに色々と見ているの...?だが、使用目的が違うのだ!
気象庁のレーダーの最大目的は、運輸省所轄の交通機関に対しての
気象情報の提供業務だ。
なので、山の頂上はおろか、主要空港にも気象観測レーダーが設置されている。
しかも、成田なんか、ドップラーレーダーといって、上空の風向きを観測できる
レーダーまで所有している。
では、建設省河川局は?というと、河川管理者として、川やダムに、
どの程度雨水が流れ込むか
予想しなければいけない。
あと、もう1つある。土石流対策の所轄業務があるので、
発生の危険度合いの予想をしなければいけないのだ。
(でも、予想情報は気象予報士以外、一般の人に公表できない...)
何で、あの画面が公開されているのか?と言うが、
一般の人に、気象予報ができないものだから、
各自あの画面を見て自己判断してください...というものだ
(国交省レーダーが、雨雲観察なら性能が上だ。)
電力会社は何でつけているのかだか゜、雷雲を探すためだ。
でも、見ているのは、ほぼ気象レーダーと同じで、実態はというと、
ラジオが別に設置して観測している。なぜかと言うと、
雷が発生すると、ラジオにバリバリと音がはいる。
それが、どっちの方向から聞こえるのか確認。
雨雲レーダー画面と重ねると、雷雲が分かるのだ。
で、雷雲に近い配電系統を切り替えて、安定供給を図るため設置された。
といった具合だ。
要は、この国のレーダーは目的を正しく理解しないと、
気象庁に文句言うべきかすら不明朗なところがある。
(正しく調べて文句を言っていただきたい...なのかな...?)