のりたま日記

平凡な日常でも
 愉しいこと探せばいっぱいあるはず

空中ブランコ

2008-02-09 | 私のお気に入り
久々に出逢えた傑作
  『空中ブランコ』 奥田英朗

 ここのところずっと楽しくない読書タイムが続いていた

「直木賞」作品というのは知ってたけど
表装がイマイチ暗いイメージなので…敬遠

読んでみて

浅田次郎の『プリズンホテル』に出てくる
  木戸孝之介 以来の愉しい登場人物

神経科医伊良部一郎
 出てくる患者は 空中ブランコのり
           暴力団の若頭
           国立病院のエリート医師
           プロ野球の選手
           売れっ子女流作家
    いずれも心の病で苦しむ患者たち
 
 人生につまづいた時 
 こんな先生が診てくれたら……
   多分いない! 絶対にいない!! よなぁ~
 でもどこかにいて欲しい~
 
 そんな悲しくもアリ、愉しい作品です



コメント
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