変えられない生活

この度の母の骨折で
二泊三日
それこそうん十年振りに実家に泊まった
ただ行くだけと泊まるのとではまっことに大違いでした

これまでも親の生活はかなりわかっていたつもりだったけど

寝起きを共にしてみると
えぇ～？！ということがいっぱい
というか
　えぇ～～！！！？？？ということだらけだった

聞くのと見るのとではやっぱり大違い

そして
右手が不自由な母に
　生活し易いように、事を分けて説明して
　いろいろアドバイスをした
　「うん！うん！」と返事ばかりで
　聞きいれないので、ついつい大きな声に…
　声を枯らすこと三日

　やっと、私は悟った！！

　どんなにこちらがいいと思ってアドバイスしても
　変えられないのです

　変えるという思考回路がなくなっているのです

　巷では
　認知症の人はいつもの生活を変えさせてはいけないと
　言われますが

　　それは言い方が違うと思いました

　変えられないのです

　だから変えようとするだけエネルギーの無駄です

　それがわかるのに三日かかりました

だから、夜寝るときに
　ギブスは取らなければいけん！と
　まぁ～、こういう思考になったんだなと

　あの夜
　父が「ギブスを外しとる！！」と
　パニくって電話して来たことを
　思い返すにあたり

　今にしてやっと理解できたように思います
　
　先生に「目を離しちゃあいけんよ！」と言われたことの
　重大さに
　
　家族の認識の度合が着いて行ってなくて
　ただただ反省の日々です