世界記憶遺産

久々にゆっくりと朝刊を広げて
　読んでみて

はて『世界記憶遺産』ってなんですか？！

　しかも『シベリア抑留』って……

　亡き父は
　「シベリアの事をあんたらに言っても
　　わからんじゃろう、マイナス４０度言うても
　　想像つかんじゃろ」とよく言ってました

　父の友達が
　「あんたのお父さんの体験したことじゃけぇ
　　読んでみんさい」と渡された本

　
　当時、渋々読みました
　もう十数年も前のことです
　
　読み終えて
　父にあれこれ質問すると
　それにはきちんと応えてくれました

　シベリア抑留から帰って
　職場でレッドバージンに引っ掛かり
　何年も勤務評定から消えなかったと
　聞きました

　父の語り口調はどちらかというと
　面白おかしくです
　
　体温計をしごいて、仮病をつかったり
　凍った大根を又に忍ばせて宿舎に帰ったりと
　したんだそうです
　
　あちらの人は逃亡さえしなかったら
　割とゆるやかだったと聞きます
　なんと言ってマイナス４０度、４５度の
　寒さが一番の敵だったようです
　
　さてと！もう一度読み返してみるとしましょう