インターネットで、日本のプロ野球の戦績を追っています。
もう大詰めに入りましたが、ヤクルトとオリックスが強いですね。
因みに、私はパリーグファンで、特にオリックス。昔、阪急ブレーブスという、地味だけれど、いい球団がありましたね。オリックスは、その流れを汲んでいます。
いつもいつも、読売とソフトバンクでは、つまらないですから、このヤクルト(または阪神)とオリックスに、最後まで行ってほしいです。
勝敗表をみていて、あることに気がつきました。両リーグとも「引き分け」が異常に多いんです。
どうして、そういうことになるのかなあと思って、調べてみますと、昨今のコロナ禍の所為なんですって。
ですから今期に限りということです。
9回を終り、同点の場合は、延長戦に入らない。
政府の通達で、飲食店やなんかは、夜8時までということになっているのに、10時を過ぎても、「気楽そうに」野球なんぞをやっているとは何事か!、ということなんでしょうかね。
こういう時、笑ってはいけないんでしょうが、思わず、笑ってしまいました、私。
無難でかわいいけれど、なんだか、「ままごと」みたい。
延長戦には、延長戦独特の、ゾクゾクする緊迫感がありますからね。
じゃ、本場のアメリカ大リーグはどうなのと思って、みてみましたところ、それが、ないんです、そういうの。
米大リーグは、伝統的に、「引き分け」というのを認めていません。決着がつくまで、とことんやる。これは立派だと思います。
そういう意味で有名な試合がいくつかありますね。例えば、1984年5月8日の, アメリカンリーグ、ミルウオーキー(Brewers) vs シカゴ(White Sox)。
この試合は、8日に、延長17回を終ったところで、3:3のまま決着がつかず、一旦停止。翌日9日に持ち越されました。その日は、すでに、同じカードの試合が予定されていましたから、要するにダブルヘッダーです。
第一試合、6:6で迎えた25回裏、White Soxが、7:6で、記念すべき接戦を制しました。Walk-off game。日本でいう、サヨナラゲームですね。
しかし、ここで、また特筆すべきことがあります。
この第一試合の最後の方にリリーフでちょっと出たWhite SoxのTom Seaver投手(その数年前、NY Mets奇跡の優勝の立役者)が勝利投手になりました。
それはいいんですが、この人、後続のダブルヘッダー第二試合の先発に予定されていたんです。
そして、予定通り登板して、何と完投勝利投手。
ですから、このTomさん、1日に2勝したことになります。
このようにして、みてみますと、アメリカのプロスポーツ選手って、何とタフなんだろうなって、今更ながら、感心してしまいます。
メジャーリーグ野球の場合、あの過酷な日程を、国土の広大なアメリカでこなすだけでも大変なのに、「引き分け」などというものはないんですからね。