中身の濃い、充実の研修会でした!!(第2回食べる力を育てる研修会)
今回は、食べる力を育てるための食内容としてもっとも重要な
「食物形態」についてしっかり研修しました。
この子の食形態は、なぜ、どうしてこうなの?
これがよいのかどうか どのように考えて、どう決めていくのか
実際に、ヨーグルト、水ようかん、バナナなどを、舌、唇、ほほ、あご
などの制限された動きで食べてみました。子どもの口腔機能に合っていない
食形態がいかに食べづらいだけでなく、窒息などの危険もあり、また
いかにおいしく感じられないか 体感できたと思います。
さらに、食べるという生活の行為は、単に食べる時だけのことではなく、
姿勢や感覚、認知、コミュニケーションなど、人間の総合的な力が土台になっている
ということ。そして、障がいの重い子どもたちにとっては、呼吸や姿勢などの
身体と、食べたいという心の準備がとても大切であり、ていねいにやっていく必要があることを
理解できたのではないかと思います。
また、実際に、障がいのある方がモデルとして4名参加してくださり、母や、支援者と
食べる場面への、講師の直接のアドバイスを目の当たりに研修させていただけたことは、
参加者にとってとても勉強になりました。
石黒dr.の「そしゃくと嚥下のメカニズム」の講義は、きんさんぎんさんの娘4人の話、
名古屋弁の話など、ユーモアと機知にとみ、解剖など難しいしくみの話を、とても
わかりやすく説明していただけました。
各講師の熱い思いがつたわってくる、充実した会となり、スタッフもほっとしております。
(BY niwa)