永年の疑問、蒸しパンのシワシワ、解決！

先日のシュトーレン食べ比べ会で、蒸しパンのシワが話題になった。実は私は25年位前に蒸しパンを習い、ずっと作り続けていたのだけれど、突然、出来上がりの蓋を開けたとたん、綺麗に膨れた蒸しパンがあっという間にシワシワになるという事態に陥ったのです。
それから何度作ってもシワシワは変わらず、ここ10年程、レッスンでも蒸しパンを封印していました。
ネットで検索しても、この問題はヒットせず、解決策も見つからぬままだったのです。
ありがたい事に、この問題が話題になり、やはり突然シワシワになり、また、突然シワシワにならなくなったという人もいました。
ともあれ もう一度原因を突き止めようと、シュトーレン研究会は、しばし、豚まん研究会となりました。
1、蒸している途中に蓋を開けない。
2、蒸し器に水を多く入れ過ぎない。
3、蓋に布巾を挟む。
など、意見交換し、レシピを比較検討して、試作開始。この時点で、原因は、水面と簀の子の距離ではないかと推測しました。突然なったということは、材料や作り方ではなく、鍋なのでは⁇

冷蔵庫にあるもので、具材を作りました。
鶏そぼろを使って肉まんの具材にします。


あんに胡桃とごま油少々で胡桃あんを作りました。

手で伸ばした生地を蒸します。

上出来とは言えませんが、シワシワは克服出来ました。
麺棒で伸ばした生地を蒸します。


表面が綺麗で艶もあります。
結果、蒸し水の表面の高さから蒸籠の簀の子までの距離が余り近いと、シワシワになりやすいのではないかと云う結論に達しました。

長年のもやもやが晴れてかなり嬉しい Bonne journee!です。即席の具材も結構イケてます。

皆様、今年も有難うございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。