【東京・新宿区千駄ヶ谷】外苑マーケット 最後の冬 その１

（2015年12月撮影)

尼崎の大島市場を特集する予定でしたが、順番を変更しまして急遽、東京・千駄ヶ谷にある「外苑マーケット」を
緊急特集いたします。
　このマーケットは都営霞ヶ丘アパートにあるのですが、東京五輪開催に伴う立ち退きのため、現在残っている２店舗のうち、
八百屋さんは本年１２月３０日で、タバコ屋さんは来年１月末日で閉店することが決まっており、
外苑マーケットもあと１か月半で完全閉鎖となります。（団地自体も１月末で退去を求められているとのこと）

　１９６４年の東京五輪開催による明治公園近辺も立ち退きで霞ヶ丘アパートと外苑マーケットができたのですが、
５０余年の時を経て、再び五輪による立ち退きが迫っています。
　変貌が著しい東京２３区内で、５０年間そのままであった風景もいよいよ最後の冬を迎えます。

　千駄ヶ谷駅を出まして、東京体育館を抜け、国立競技場の南に霞ヶ丘アパートがあります。
駅から徒歩５，６分ほど。


　団地も５０年間の年季が入っております。
いい感じの木も。


大きな銀杏の木もありました。これらも、来年の今頃はクリアランスされて景色が一変してしまっているのでしょう。




古い給水塔も


棟番号表示もレトロ。


団地の一番南側に外苑マーケットがありました。
表では別れを惜しむ訪問者と、タバコ屋のおばあちゃんが談笑。
　私もお話を伺いましたが、なんと前回の五輪でも立ち退き、今回の五輪で２度目の立ち退きとなるとのこと。
また、八百屋さんは１２月いっぱい、タバコ屋さんも来年１月いっぱいでお店をたたむと伺いました。

　この風景もあとわずか。


因みにここは日曜日はお休み、平日も３時には閉店してしまいます。（土曜は不明ですが、やっていないかも）
訪れるなら平日の１４時頃までがオススメ。


　外苑マーケットを南側から。


　裏手の入り口にて。近所のおばあちゃんがお買い物に訪れていました。


マーケットもあとわずかですが、以前訪れたときはがれかけていた文字がきれいに修復されていました。


八百屋さんの閉店を知らせる張り紙。


この看板もあとわずかでお役御免に。
現在残っているはタバコ屋さんと八百屋さんの２店舗のみ。


　次回、お店のご主人に許可を得て撮影しました、内部の写真もご紹介します。


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