Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

希望荘

2016-11-04 12:15:36 | 読書
(内容)
家族と仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に私立探偵事務所を開業する。
ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。
依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。
果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年発生した女性殺害事件を解決するカギが隠されていた!?(表題作「希望荘」)。
「聖域」「希望荘」「砂男」「二重身」…私立探偵・杉村三郎が4つの難事件に挑む!!

前作で終わりかと思った杉村三郎シリーズ。

ある程度は想像出来たけど、探偵として個人事務所を構えて、帰って来た。

今までは長編ばかりやったけど、今作品は中編が4作品書かれている。

どれも興味深く面白い話やった。

個人的には「砂男」が好きかな。

最近、宮部みゆきはミステリーよりファンタジー系の作品が多い傾向にあるから、ミステリーファンの俺にとっては杉村三郎シリーズの続編が発刊されたのは、めちゃくちゃ嬉しかった。

重い内容で、動機の中に色んな考えさせられることが書かれている。

また、いつものように杉村三郎の人間らしさが好感が持てる。

まだまだ次に広がりそうなので、次作にも期待したい。



★★★★☆