(内容)
宮沢賢治は祖父の代から続く富裕な質屋に生まれた。
家を継ぐべき長男だったが、賢治は学問の道を進み、理想を求め、創作に情熱を注いだ。
勤勉、優秀な商人であり、地元の熱心な篤志家でもあった父・政次郎は、この息子にどう接するべきか、苦悩したー。
生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父政次郎との対立と慈愛の月日。
直木賞を受賞するまで作家の存在すら知らなかったので、もちろん初読みの作家である。
宮沢賢治のことはその作品が有名で知っていたつもりだったが、何となく知ってるだけでどういう人物だったかまでは理解していなかった。
宮沢賢治の父の視点で描かれており、明治時代の父親像がよくわかる。
昔は著名な人物の作品は亡くなってから認められるということが多いような気がする。
宮沢賢治もその一人だったことは知らなかった。
頑なでへそ曲がりな親子の話やけど、その中に愛情が溢れていて、とても気持ちがいい。
読了後の清々しさがもう一つの気がするが、好きな作品であることは間違いない。
★★★★☆
宮沢賢治は祖父の代から続く富裕な質屋に生まれた。
家を継ぐべき長男だったが、賢治は学問の道を進み、理想を求め、創作に情熱を注いだ。
勤勉、優秀な商人であり、地元の熱心な篤志家でもあった父・政次郎は、この息子にどう接するべきか、苦悩したー。
生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父政次郎との対立と慈愛の月日。
直木賞を受賞するまで作家の存在すら知らなかったので、もちろん初読みの作家である。
宮沢賢治のことはその作品が有名で知っていたつもりだったが、何となく知ってるだけでどういう人物だったかまでは理解していなかった。
宮沢賢治の父の視点で描かれており、明治時代の父親像がよくわかる。
昔は著名な人物の作品は亡くなってから認められるということが多いような気がする。
宮沢賢治もその一人だったことは知らなかった。
頑なでへそ曲がりな親子の話やけど、その中に愛情が溢れていて、とても気持ちがいい。
読了後の清々しさがもう一つの気がするが、好きな作品であることは間違いない。
★★★★☆