(内容)
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作
本屋大賞ノミネート作品5作目。
タイトルから勝手に陸上のリレーで汗を流す青春小説だと思っていた。
前に読んだ瀬尾まいこの作品が駅伝のことが描かれた「あと少し、もう少し」だった影響もあるかもしれない。
現在と過去がシンクロされながら少しずつ事実がわかっていく展開。
こういうのは割と読みやすくて好きである。
普通、父親や母親が次々と変わると不幸な感じと考えるが、主人公の優子が前向きなのと、その親たちが優しくて全く不幸感はない。
しかし、関係が複雑過ぎて、なんとなく違和感は感じた。
終盤は思わずホロリとされるような展開が待っていて、感動させられた。
それにしても森宮さんはいい人過ぎ。
今まで読んだ本屋大賞ノミネート作品の中では今のところ一番かな?
★★★★☆
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作
本屋大賞ノミネート作品5作目。
タイトルから勝手に陸上のリレーで汗を流す青春小説だと思っていた。
前に読んだ瀬尾まいこの作品が駅伝のことが描かれた「あと少し、もう少し」だった影響もあるかもしれない。
現在と過去がシンクロされながら少しずつ事実がわかっていく展開。
こういうのは割と読みやすくて好きである。
普通、父親や母親が次々と変わると不幸な感じと考えるが、主人公の優子が前向きなのと、その親たちが優しくて全く不幸感はない。
しかし、関係が複雑過ぎて、なんとなく違和感は感じた。
終盤は思わずホロリとされるような展開が待っていて、感動させられた。
それにしても森宮さんはいい人過ぎ。
今まで読んだ本屋大賞ノミネート作品の中では今のところ一番かな?
★★★★☆