(内容)
結婚して数年。自分たちには子どもができないようだと気づいた歯科受付の敦美。ある日、勤務先に憧れの人が来院し…(「虫歯とピアニスト」)。ずっと競い合っていた同期のライバル。53歳で彼との昇進レースに敗れ、人生を見つめ直し…(「正雄の秋」)。16歳の誕生日を機に、アンナは実の父親に会いに行くが…(「アンナの十二月」)。など、全6編を収録。読後に心が晴れわたる家族小説。
先週、会社でイラッとすることがあった。
そういう事があるとわりと引きずってしまう性格なのだが、この一冊に救われた。
救われたという言い方は言い過ぎかもしれないが、ホッとする一冊であることは間違いない。
平成の家族シリーズ3作目。
6編からなる短編集。
今までも少し笑いも交えながら清々しく気持ちいいなあと思っていたが、心が荒んでいる時に読むと最高に癒される。
どこにでもある日常をこんなに的確に描かれていることに奥田英朗の懐の深さを感じる。
こういう本は手元に置いておいて、バイブルとして再読してみたいと思う。
★★★★★
結婚して数年。自分たちには子どもができないようだと気づいた歯科受付の敦美。ある日、勤務先に憧れの人が来院し…(「虫歯とピアニスト」)。ずっと競い合っていた同期のライバル。53歳で彼との昇進レースに敗れ、人生を見つめ直し…(「正雄の秋」)。16歳の誕生日を機に、アンナは実の父親に会いに行くが…(「アンナの十二月」)。など、全6編を収録。読後に心が晴れわたる家族小説。
先週、会社でイラッとすることがあった。
そういう事があるとわりと引きずってしまう性格なのだが、この一冊に救われた。
救われたという言い方は言い過ぎかもしれないが、ホッとする一冊であることは間違いない。
平成の家族シリーズ3作目。
6編からなる短編集。
今までも少し笑いも交えながら清々しく気持ちいいなあと思っていたが、心が荒んでいる時に読むと最高に癒される。
どこにでもある日常をこんなに的確に描かれていることに奥田英朗の懐の深さを感じる。
こういう本は手元に置いておいて、バイブルとして再読してみたいと思う。
★★★★★