(内容)
幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがすー。不正を知った男は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。
池井戸潤の初期の作品。
今の作風とは違ってミステリー色がかなり強い。
金融ミステリーということだが、専門的なこともそれほど難しくなく、銀行や金融の仕組みについて知識があまりなくても結構理解出来る。
8編からの短編が繋がって一つの長編として成立する。
ハラハラドキドキする感じはあまりないが、少しずつ真相を解明していく感じはなかなか面白い。
恋窪商太郎のキャラがイマイチ確立していないのが少し気になるし、残念な感じがした。
今の池井戸潤作品には遠く及ばないがコレはコレでまずまず好きな作品である。
★★★★☆
幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがすー。不正を知った男は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。
池井戸潤の初期の作品。
今の作風とは違ってミステリー色がかなり強い。
金融ミステリーということだが、専門的なこともそれほど難しくなく、銀行や金融の仕組みについて知識があまりなくても結構理解出来る。
8編からの短編が繋がって一つの長編として成立する。
ハラハラドキドキする感じはあまりないが、少しずつ真相を解明していく感じはなかなか面白い。
恋窪商太郎のキャラがイマイチ確立していないのが少し気になるし、残念な感じがした。
今の池井戸潤作品には遠く及ばないがコレはコレでまずまず好きな作品である。
★★★★☆