(内容)
我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり…。(「シーソーモンスター」)。ある日、僕は巻き込まれた。時空を超えた争いにー。舞台は2050年の日本。ある天才科学者が遺した手紙を握りしめ、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を阻止すべく奮闘する!(「スピンモンスター」)。
久しぶりの伊坂幸太郎作品。
2編の中編からなる作品。
「シーソーモンスター」の方はバブル期のことが描かれており、いつもの伊坂作品っぽく、まさか?と思わせる展開もありなかなか面白かった。
時代背景が近未来の「スピンモンスター」も前半は面白く読み始めることが出来たが途中からなんとなく既読感を感じてしまい、急に熱が冷めてしまった。
ラストもなんとなく中途半端な印象を受けた。
それでも前編との関係性を随所に入れて来る伊坂作品らしさもなどもあり少しは楽しむことが出来た。
前編が良かっただけに少し残念な気もするがトータル的にはまずまずだと評価出来る。
★★★★☆
我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり…。(「シーソーモンスター」)。ある日、僕は巻き込まれた。時空を超えた争いにー。舞台は2050年の日本。ある天才科学者が遺した手紙を握りしめ、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を阻止すべく奮闘する!(「スピンモンスター」)。
久しぶりの伊坂幸太郎作品。
2編の中編からなる作品。
「シーソーモンスター」の方はバブル期のことが描かれており、いつもの伊坂作品っぽく、まさか?と思わせる展開もありなかなか面白かった。
時代背景が近未来の「スピンモンスター」も前半は面白く読み始めることが出来たが途中からなんとなく既読感を感じてしまい、急に熱が冷めてしまった。
ラストもなんとなく中途半端な印象を受けた。
それでも前編との関係性を随所に入れて来る伊坂作品らしさもなどもあり少しは楽しむことが出来た。
前編が良かっただけに少し残念な気もするがトータル的にはまずまずだと評価出来る。
★★★★☆