(内容)
通り魔事件によって娘の命は奪われた。だが犯人は「心神喪失」状態であったとされ、罪に問われることはなかった。心に大きな傷を負った男は妻とも別れてしまう。そして事件から4年、元嫁から突然、「あの男」を街で見たと告げられる。娘を殺めた男に近づこうとするが…。人の心の脆さと強さに踏み込んだ感動作。
好きな作家の一人である薬丸岳の作品。
刑法三十九条をめぐる被害者と加害者の話。
重く暗い話だが、先の展開が気になり、サクサクと読み進めることが出来る。
少し現実離れしてる部分もないことはないが、そんなことが些細なことと思わせられるくらいインパクトがあった。
主人公の三上の心情もとてもよくわかったし、自分ならどうしたか?と色々と考えさせられた。
物語の舞台が北海道というのもなんとなくハマっていてよかったと思う。
薬丸岳らしさが出ていて非常にいい作品だった。
★★★★★
通り魔事件によって娘の命は奪われた。だが犯人は「心神喪失」状態であったとされ、罪に問われることはなかった。心に大きな傷を負った男は妻とも別れてしまう。そして事件から4年、元嫁から突然、「あの男」を街で見たと告げられる。娘を殺めた男に近づこうとするが…。人の心の脆さと強さに踏み込んだ感動作。
好きな作家の一人である薬丸岳の作品。
刑法三十九条をめぐる被害者と加害者の話。
重く暗い話だが、先の展開が気になり、サクサクと読み進めることが出来る。
少し現実離れしてる部分もないことはないが、そんなことが些細なことと思わせられるくらいインパクトがあった。
主人公の三上の心情もとてもよくわかったし、自分ならどうしたか?と色々と考えさせられた。
物語の舞台が北海道というのもなんとなくハマっていてよかったと思う。
薬丸岳らしさが出ていて非常にいい作品だった。
★★★★★