(内容)
今回の舞台は、中学校。時間割に見立てた7編の短編で、鮮やかに現代人の苦悩、笑い、絆、友情、想いを描写。現役中学生の目を通して「生きる」ことについて大いに考えさせられます。笑って笑って、ホロッと泣かせる、胸に迫る青春群像小説です。
初読みの作家さん。
なんと14歳というのだから驚く。
内容的には中学生にしか書けないような内容。
冒頭は地味な感じで入り込んで来たが、読み進めるうちにどんどん引き込まれていく。
短編集だが、それぞれの短編が繋がっているパターン。
軸となるのがどの短編にも登場する中原君。
とてもいいやつで好感が持てる。
道徳と体育の編はめちゃくちゃ良かった。
蛇足な編があったのでその分はすこしマイナス。
俺も大好きだから。
デビュー作の「さよなら、田中さん」も読んでみたい。
★★★★☆
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