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平の国香のこと

2023-02-11 21:57:17 | 地球歴史紀行
平の国香のこと
  今年の大河ドラマの主役は「北条義時」です。その北条のルーツは現在の熱海(阿多見)であり、そのさらに前は、平の国香にたどり着来ます。
 平の良望から始まる高望王流の平氏一族は平安京を作った桓武天皇の流れということで、臣籍降下してその姓を賜ったのです。
 国香の兄弟は筑波山の西側にへばりつくように領地を確保したのですが、将門の父、良将の領地が一番沼地で、田畑には適さない土地だったのですが、これがなんと逆転。皮肉なものです。つまり馬を育てる絶好の場所に活用され、良将家の繁栄をもたらしたのです。これが元々仲のよい親戚間の大騒動へと発展してしまいます。
 国香は、涸沼から那珂川、久慈川に抜ける東北方向の豊かな穀倉地帯を遥かに望んでいました。もしかしたら、あの神武の祖父たちが住んでいたとされる、那珂、久慈、多賀といった九州の原点の土地と那珂川の向こうの土地とをオーバーラップして見ていたのでしょう。それが200年後、実現するのですが。

 古来より、オオ氏の流れの豪族の定着、開墾の後に源氏の義家がなぜか常陸側には狼藉を働き、水戸やひたちなかの長者の財産を奪ったという記録があります。源氏はなぜか、その財力を使って現在の栃木側の豪族とよしみを広げて行ったもようです。
 その荒らされた土地に目をつけたのが十二世紀に水戸に勢力を伸ばした国香の流れの平氏(吉田)だったのです。その中心地は現在の石岡市ですが、現在の水戸市にも勢力圏をもっておりました。

 源氏の流れは茨城県北部の佐竹に勢力を温存させ、遥か後に、茨城県中央部の広範囲に拡散していた平氏一門を束ねて切り捨てるよう霧消させてしまいます。
 ここひたちなかには、源氏の流れの武田氏も入植しました。あの武田信玄の先祖の領有地もあったのですが、その水戸の吉田一族との確執があったのですが、朝廷の采配によって、その土地から放出されて、甲斐に移ってしまいます。それによって、吉田一族は広範囲な那珂台地(現在のほぼひたちなか市、那珂市、東海村)の開発に乗り出します。その先鋒を託され、呼び出されたのが、倉員則頼(1151年)。おそらく、中央では、あの清盛政権の勢いがましてきたことが考えられます。倉員則頼もまた在所平氏の一門だったと推測できます。その後、彼の手腕のおかげで、吉田一族の兄弟子孫が、那珂台地の大字ほぼ全土に城(当時は未熟で概ね砦といったところ)を築いていきました。

 ちょっとだけ余談を挟ませて頂きます。この倉員則頼という者の所在地と言えば、ひたちなか市よりだいぶ離れて現在の石岡市と鉾田市の境にあります現在名、「倉数」ですが、この倉員の「員」が「数」に転じたものです。何をいう私はここの出身です。この倉員(倉数)の名前の由来は、そこの神社「潮宮(いたみや)神社」の祭神、「高倉下」の「高」が取れたものです。この倉数には、「かなくそ遺跡」がありましたので、あの「フツノミタマ」を連想させるものです。
 さらに余談ですが、この倉員則頼の那珂台地統治の要所はどこだったかも容易に推測できます。これは皮肉めいておりますが、後に要所となった勝倉城があった「勝倉」でありました。ここも平氏一門で、あの武田に隣接しております。志田淳一氏によれば、当然、この勝倉は「倉員」を反転させたものと言っておられます。古辞にはレ点をつけていて表記した例もありますから。

 面白い逸話があります、この倉員氏ですが、当の茨城県にはその姓は見当たらないのですが、福岡県の筑後市付近には残っているそうで、地名は蔵員となっていまして、当時は平氏の荘園があったという報告があります。さらにそこには仏閣があり、坂東寺と言います。

 ひたちなか市那珂湊地区には、樫原神社がありまして、当地では地域の人たちの信仰を集めておりますが、この神社は元は、那珂川対岸の現在の涸沼の北部地域の茨城町にありましたものを室町期に現在のひたちなか市に移転されました。これなども考えるに、那珂川北岸に平氏の領地が点在して、各郷が平氏を敬うその気運が最近まで残っていた証拠であると推測いたします。
 この筑波山と那珂川の西側が武士の発祥の地であったのです。国香の名の如く、東の土地に壮大な平安京をも越える安らかな国をつくろうと望んだ人がいたと思うのは、私だけでしょうけれど。彼は夢みる開拓領主だったのです。
 その後、その子貞盛の子孫から清盛や北条政時の流れが出て来るのです。
 神武、天武、聖武、桓武という風に「武」のつく天皇は時代を切り開く気概があったのです。

伊尹




ミーターの大冒険 第九部 エピローグ 第18話 新たな旅

2023-02-11 21:50:40 | エピローグ
200第18話新たな旅
ミーターの大冒険 
第九部
エピローグ 
第18話

新たな旅

あらすじ

 ファウンデーション暦493年、ミーター、イルミナ(?)、ペイリーはターミナスに着いた。ジスカルド・ハニスとは地球への音信以来連絡が途絶え、ターミナス全土を探したが、見つけられなかった。

 アルカディア農園は無事だった。ハニスとコンパーが上手に政府の力から手練手管で守っていたからである。

 代理人としてジム・ヘンダーという50代の男が農園を維持していた。

 ミーターは、ジムの履歴正体をつまびらかにする。

 後日、二人はターミナスのアルカディア記念博物館に隣接しているサルヴァー・ハーディン博物館にムン・リー・コンパーを変装して訪ねた。ヘルダーを通して申し合わせしていたからである。

 3人(?)は、コンパーからハニスの消息を聞かされる。スミルノに近いダリバウという過疎化が進む弱小惑星にいるらしい。

 彼らは一旦、アルカディア邸に戻って、ダリバウの旅程をヘンダーと打ち合わせる。

 ヘンダーはダリバウに行ったら、レオナルド・アンセルム・オー・ロドリックに逢うように勧める。

 アンセルムは彼らを歓迎した。アンセルムは密かにファウンデーション連合(ターミナスの単独政党ターミナス第一)を苦々しく思っていた。
 そして第2ファウンデーション及び反ミュールとの連繋を模索していたのであった。

 アンセルムは、コンパーの正体を明かす。彼はコンパーが二重、三重のスパイだという。

 そしてアンセルムは、実は廃坑でないここアバンドネには今後の人類の宇宙開拓にとって重要な鉱物があることを教える。

200

アンセルム・ロドリック 当然、あなた方がなし得た業績を、もう一回なぞってゴラン・トレヴァイズが不死の従僕に会い、銀河復興の狼煙を上げる。
 第1ファウンデーションを中心とした新たな行政の中心地は銀河中心に近いあたりのサンタンニあたりに儲けられる。

ミーター 凄い、それはハリ・セルダンの怨讐の鎮魂!意味深い。 

ロドリックさん、コデルやブラノはどうなりますか?

アンセルム そうだな、長い休暇を与えて、銀河の有数な中心惑星見物なんてどうでしょうか?例えばスミルノを皮切りにセーシェル、ガイア、コンポレロン、最終は地球と太陽系ツアー。20年位かけてね。
 
ミーター どうすれば、そうなりますか?

アンセルム もう既にあなたはそのようにならせることは重々承知しておられる。私があらためてあなたに説明することは憚れます。それでも良いと言われるのでしたら少しだけはお話ししましょう。

ミーター 畏れ多いことです。是非とも御知を共有させてください。

アンセルム 彼らの心中はどうでしょう。恐怖心から恐怖政治を敷いております。もう少しプッシュして彼らの心中にある恐怖の的である第2ファウンデーションを撲滅するよう誘導すればいいのです。

ミーター ロドリックさんは、今までのお話しから類推するに、それをコンパーさんに任せようとされるのですね!

アンセルム もう既にコンパーはそのように誘導しており、私どもは全く憂慮しないで見ていればいいのです。
 最終的にはガイアが彼らを落ち着くところに落ち着かせるでしょう。その場所は、彼らの故郷、マンドレス星というのは、どうでしょう!

ミーター それではその銀河の中心地のサンタンニはあのゴラン・トレヴァイズが活躍する場所となるのですね。

アンセルム さあ、どうでしょう!おそらく彼は彼の直感力から自立的にガイアを選択する潜在能力があるのですから、トランターを選択するかも知れませんし、地球かも知れませんし、今のままターミナスに置くかも知れません。

 彼は全てからの自由を体得しているのですから、ここ銀河に執着しないかも知れません。

ミーター なるほど!彼のこれからの行動を予測するのは極めて困難ですね!これについては判断停止にしたほうがいいかも知れません。

アンセルム いいや、若干なら、推量できるかも知れません。

ミーター 是非ともお教えください。

アンセルム こちらこそ、あなた様にお聞きしたいことなのです。あなたは、この銀河復興の土台をここまでなし得ました。あなたはただアルカディアの念願を達成させただけだという思いでおられるでしょう。この銀河復興の名誉をゴラン・トレヴァイズに与えようとされるでしょう。
 その名誉を彼は辞退するでしょう。もしかしたら、かれの興味は不死の従僕との遭遇後にまた変わると見た方が良いでしょう。

 私は、かの不死の従僕、ダニール・オリヴォーが今彼の陽電子頭脳にスパークさせている絵図を思い描くことができるようです。

ミーター よろしかったら、お教えください。

アンセルム ダニール・オリヴォーはミュールの出現の謎にこの銀河の本質を捉えた。そしてあなたを地球の月にまで誘導して銀河復興を成就させた。彼の目はこの銀河内の異物の克服としてのガイア=ガラクシアに向いた。
 そして今や、あのシンナックス人たちが向かったであろうあの銀河の外にあるマジェラン銀河に目が向いている!

ミーター なんと、まあ、驚きの極致でしょう!
 アルカディアの夢と全く同じ!
 スペーシア!

アンセルム 左様!


ミーターの大冒険 第九部 エピローグ 第17話 新たな人物像たち

2023-02-11 01:19:31 | エピローグ
199第17話新たな人物群像
ミーターの大冒険 
第九部
エピローグ 
第17話

新たな人物群像たち


あらすじ

 ファウンデーション暦493年、ミーター、イルミナ(?)、ペイリーはターミナスに着いた。ジスカルド・ハニスとは地球への音信以来連絡が途絶え、ターミナス全土を探したが、見つけられなかった。

 アルカディア農園は無事だった。ハニスとコンパーが上手に政府の力から手練手管で守っていたからである。

 代理人としてジム・ヘンダーという50代の男が農園を維持していた。

 ミーターは、ジムの履歴正体をつまびらかにする。

 後日、二人はターミナスのアルカディア記念博物館に隣接しているサルヴァー・ハーディン博物館にムン・リー・コンパーを変装して訪ねた。ヘルダーを通して申し合わせしていたからである。

 3人(?)は、コンパーからハニスの消息を聞かされる。スミルノに近いダリバウという過疎化が進む弱小惑星にいるらしい。

 彼らは一旦、アルカディア邸に戻って、ダリバウの旅程をヘンダーと打ち合わせる。

 ヘンダーはダリバウに行ったら、レオナルド・アンセルム・オー・ロドリックに逢うように勧める。

 アンセルムは彼らを歓迎した。アンセルムは密かにファウンデーション連合(ターミナスの単独政党ターミナス第一)を苦々しく思っていた。
 そして第2ファウンデーション及び反ミュールとの連繋を模索していたのであった。

 アンセルムは、コンパーの正体を明かす。彼はコンパーが二重、三重のスパイだという。

 そしてアンセルムは、実は廃坑でないここアバンドネには今後の人類の宇宙開拓にとって重要な鉱物があることを教える。

199

ミーター ロドリックさん、話しをムン・リ・コンパーのことに戻してよろしいですか?

アンセルム そうですね。あなたにとってはコンパーもあなた方のグループの大切な一員ですからね。驚くことは無理もありませんね。あの亡きオリンサスのご遺志を継いだとはいえ、あなたが宇宙に翔び立ち、地球探訪を成功裏に導くきっかけをつくったのも彼でしたからね!

ミーター そうなんですけど、彼に最初にあった時から彼には妙な感じを抱いていたのも確かです。
 それにしても彼が三重スパイとは気がつきませんでした。

 実をいうと、私は、今回の遠征の際、彼の先祖の星、コンポレロンを訪ねる機会がありました。その時、少しだけそんな気配を感じたことがありました。
 今ではロドリックさんも存じてはおられると思われますが、ターミナスの友星コンポレロンはセッツラー初の定住惑星で、そこから、銀河全域にセッツラーが進出して行ったのです。その最後の定着地がターミナスを中心としてここダリバウも含むアナクレオン星域ですね。
 そして銀河帝国が確立するまでそのコンポレロンが銀河の中心的役割の位置にあったのです。
 そしてよくご存知のように、第1ファウンデーション(ターミナス)が第2ファウンデーションを敵対視して排除しようとした時期がありました。いわば「確執の間柄」になっていた時代、第2ファウンデーションは、その本拠地を一時期コンポレロンに移したのです。第2ファウンデーション側としてはむやみな対立は避けたというべきでした。

アンセルム その事実は存じておりますが、そのこととコンパーとのことはどういう繋がりがあるとおっしゃるのですか?

ミーター さらにご存知のように、あのミュールが当時の第2ファウンデーションの第1発言者によって完全に敗北者になったロッセム星には、すでに反ミュールが潜伏していて、その第1発言者を背後から援護したのです。
 いわばガイアの責任として。その時に反ミュールが活動しはじめました。ずっと陰の存在に過ぎなかったガイアが表舞台に踊り出たのです。

 少しくどいような話ですが、第2ファウンデーションのエージェントとして重要な役回りを託されたベイル・チャニスは、ミュールによって廃人寸前にされたのですが、あの不死の従僕ダニール・オリヴォーは彼をコンポレロンに連れて行って生涯の終わりまで面倒を診ました。

 それを皮切りに反ミュール(ガイア)は、第1ファウンデーションと第2ファウンデーションの確執の除去をしてまいりました。

アンセルム う~む。コンポレロン星の不思議ですか?
 ということは、第2ファウンデーションがその脅威から逃れるのに、コンポレロン星を選んだ、というのですね。

ミーター 正式にいうならば、ダニール・オリヴォーが陰ながらそう誘導したのです。

アンセルム そしてそのコンポレロン星が、現今のこの銀河復興の最終場面で、もう一回、重要な動きを展開している、というのですね!

ミーター そうです。ですから、スパイというと悪いイメージでしょうけど、コンパーに関しては、ある程度恣意的、ちょっとだけ悪評すれば、利己的に映っても、大筋では、その2つの確執の溶解に彼は役に立っていると思うのです。
 ですから、最終的には、多少のズレが生じても、うまく収まる、と踏んでます。

ペイリー ミーターさんたら、そこまでコンパーの立場を擁護されるのですね。
 だいたいはわかったような気がしますが、まだすっかり腑に落ちたわけではありませんけどね!

アンセルム それには、実は、第2ファウンデーションの内実に関係がありそうですね!

ペイリー と申されますと?

アンセルム 先ほど言いました、ジェンディバルという人物です。コンパーはそのストー・ジェンディバルとある提携をしていて、互いに情報を提供しあっているのですが、その内実はまた、コンポレロン星との繋がりで、ガイア(反ミュール)のコントロールも窺われる節(ふし)もあるのです。
 もっと複雑にしているのは、第2ファウンデーションの発言者会議のメンバーの一人で、そのジョンディバルのライバル、デローラ・デラーミ女史との関連もあるのです。

ミーター 本当に複雑だ!

アンセルム それに忘れてはならないのはあの賢明なジスカルド・ハニスを通してあのコンパーは、ターミナスの直感人間のゴラン・トレヴァイズと最近友好関係を築いて、ターミナス議会に二人で進出するように画策しています。
 ついでにいうなら、トレヴァイズの不足的弱点を補う能力の持ち主のジャノヴ・ペロラットたる人物に目星をつけて、おたくが達成してくださった地球探索をさらに強固にする画策を立てはじめているのです。

ミーター ロドリックさん、新たな展開の時期ですね!
 そのコンパーを陰ながら応援、正確にいうとプッシュしておられるのが、あなた、アンセルム・ロドリック卿ということですね!

アンセルム なんと、まあ、驚きです。あなたこそ、直感推理力のロボット、創造的飛躍の貴公子!!

ミーター ロドリックさん、詳しくご説明下さり、感謝いたします。そこまでわかれば、今後の銀河復興の最終側面での対処の方策がみえてきた気がしてきました。

ペイリー ミーターさん、もう少し今後の展望についてロドリックさんにお訊きしましょうよ!

ミーター ごもっともです。


サーファーが味わう別空間

2023-02-11 00:47:08 | 窓の扉を開けて
サーファーが味わう別空間

時空間を切り裂く未来が語りかけてくる
とどまるのか
それとも流離(さすら)うのか

怒濤に似た何処かで聞いた覚えのある
こころの隅に仕舞っておいた旋律が甦るような

螺旋チューブの先になにか見えだしたんじゃない

渦を巻いて何かがノックする過激なロック
時と空間と自分の性(さが)が交わる次元

逃げるか立ち向かうか
だけだね

Yes, alright !

https://youtu.be/92fkEaJDhoE

yatcha john s. 「swirled challenge 」