そう、今日は施設の電球が抜けて落ちたのでその修理をしました。 どうも、築約15年以上ぐらいですが、手抜き突貫工事らしく、雨漏りも所々目立ち、コストとのバランスをみた施設維持管理の難しさを感じます。
とこで、震災の影響で沖縄に疎開した時に、ちょっと面白い出来事がありました。
私が沖縄に行ってスグ、東京にいた時の知人から車をタダで貰いました。 車種はと言いますと、SUBARUのSAMBARバン(白、AT、スーパーチャージャー仕様)でした。 もちろんタダで足代わりに貰ったモノですから、程度はといいますと、エアコンは壊れ、所々雨漏りもあり、ドアも後席の左右は開かず、屋根は錆びだらけ、といった有様でしたが、エンジンだけはスーパーチャージャーも入っているということもあり、軽のワリに燃費は悪かったですが(リッター平均約15Km)、結構元気よく走ってくれました。
私が昔乗っていたZZR1100と同じぐらいの平均燃費でしたね。 現在乗っているアルト君は20Kmぐらいいきます。
最初は向こうでの単なる足代わりに乗っていたのですが、私が行った時ぐらいからちょうど沖縄が梅雨入りし、雨の日が多くなっていったのです。 ですから、屋根から雨漏りが始まりました。 仕方ないので、向こうでの就職活動の合間を見ながら、晴れの日を見つけて屋根周辺の修理を始めたのです。
ギリギリのお金で引っ越しましたから、当然、工場に修理に出す金なんてありません。 ですから、見た目なんてどうでもよく、とにかく如何に安く雨漏りを直すかが課題でした。 そして思いついたのが、家の修理などに使うガン式のシリコン材でした。 一本約198円のを約6本ワークマンというホームセンターで買って、早速修理にかかりました。
しかし、当然そのままではパテ埋め出来ません。 サビがとにかくスゴイのです! 屋根のつなぎ目は錆びだらけでボロボロ。
そう、ここで思い出したのが、沖縄の難点は、家もそうですが、とにかく潮風にやられることです。 車も新車で買っても、雨の日とか油断したらスグに錆が始まります。 マメな洗車とワックスがけが重要です。 それでも潮風には勝てません。 沖縄に石造りの家が多いのが良く理解できます。
で、話を戻しまして、とにかく “今、手の中にあるモノを用いる” というケイシー・リーディングのスローガンから、ペンチやヤスリ、サンドペーパー、クレ556等の手持ちの工具や道具で錆び取りにかかりました。 朝から始めて夕方までの作業で、ある程度錆びの部分を取るのに約3日かかりました。
そして、それからシリコン材でのコーティングです。 しかし、埋めても埋めてもなかなか穴を埋め切れません。 やり始めたら徹底してやる性格ですから、気が付いたら3日パテ埋めに費やしてしまいました。 そして、白のスプレーで表面のコーテイングをして外装関係は終わったのですが、今度は内装関係です。
こちらも屋根全体にカビが生えて悲惨な状況です。 しかし、九州男児として、やるとなったらトコトンまでやる!と決心して、アーマーオイルを買って来てウェスで磨きまくりです。 内部の掃除も含めて、コレをやるのにまるまる1日費やしてしまいました。
そして、やっと納得する車に仕上がったと思ったら、今度は色々なコトにお金を使い過ぎてお金が底を尽き、実家に帰らざるを得なくなってしまいました。
まるまる1週間ぐらいかけて、一生懸命独力でここまで仕上げたので、ボロ車のワリにはかなり愛着がありました。 帰る前は正直、持って帰ろうかなーと思ったぐらいでした。 しかし、こちらに引っ越してくる人がいたので置いて帰るよう言われました。
しかし現在、この車、私が東京で交流のあったとある知人の方が乗っています。 先日、お子さんが産まれたので姓名相談と共にこの車に乗っているというメールがありました。 短い期間でしたが、名変までしていたので、大切に乗ってもらえたらなーと思います。
と、ゆーところで、本日の体験から思い出した、本日の呟きでした。
失礼します。