東京の田舎から

日々の雑感や思いを書いています。

「STAY HOME週間」考

2020-05-16 18:14:54 | ぼやき

 今回は、何の役にも立たない駄文である。

 前回4月29日に「小人閑居して不 善をなす」を書いて後に、武漢ウイルスについて等、いろいろなことがあった。そのことを「書きたい」と思った。しかし、その頃から、筆者は武漢ウイルスに感染したが如く、身体が、そして、頭が全くいうことをきかない。思考停止である。但し、発熱がないので「感染はないだろう」とは考えた。しかし、変である。このままお陀仏かと思える程に身体が重い。動くのが難儀である。思考停止の頭でやっと考えた結果は「自粛」・「自粛」で、家に引き籠りをしていたための「運動不足であろう」との結論になった。

 そして、散歩をしなくては駄目だと考えたが、身体が重い。最初は、外出するのも億劫で、辛くて、歩くのもヨロヨロである。しかし、頑張って、8000歩程も歩くと、汗がびっしょりである。筆者の取った方法は、どこまでも真っすぐに行く。そして、少々キッくなったら、なるべく違う道を通って引き返す。こうすれば、少なくとも、行く時と同じだけ以上に歩かないと、家には戻れない。これを何回か行った。今まで、通り過ぎるだけであった道も、古い施設の遺構など、いろいろと観察しながら歩くと、小さな発見があり楽しいものである。

 その結果、先日、約半月ぶりにやっと体調が回復した。

 東京都の広報では「いのちを守る STAY HOME週間」だとか、「STAY HOME」などと怪しい「コロナ・オバサン」こと「緑のタヌキ」小池知事が、外国語で言っている。日本語で言うときは「おうちにいましょうね!」などと、人を馬鹿にしているような言い方である。何故、まともな日本語で言えないのであろうか?

 武漢ウイルスの報道では、外国語の氾濫であった。日本語で適当な用語があるにも関わらず、横文字でいう。勿論、専門家が専門用語を使ってしまうのは仕方がない。しかし、それを判りやすい日本語にして説明するのも、政治家(「や」と読む?)の仕事であろう。ましてや、テレビの解説では当然にすべきことである。それをしない。否、その能力がないのかも知れない。そして、テレビでは医師でもなく、防疫の専門家でもなさそうな人が、怪しい解説をしている。よく恥ずかしくないものと感心しながらみていたが・・・。

 明治期の日本人は、外国語を適切な日本語にするために努力していた。傑作の一つはcatalog;カタログである。これを「型録」と訳した。漢字の意味と発音を見事に一致させている。その他にも、現在使われている用語の多くは、この頃に作られた和製(日本語)の漢語である。例えば、文化、文明、民族、思想、法律、経済、社会主義、共産主義など幾らでもあり、これらは漢字圏のチャイナに逆輸出されてもいる。

 しかし、現在はどうであろうか? 日本語にあるコトバを、英語やその他の外国語で言ったりするアホが多くいる。「コロナおばさん」などは、その典型である。このオバサンは、日本語が少し怪しいのである。例えば、卒業式だったか?の祝いの席で「花を手向ける」と、言ったとのこと。イヤハヤである。

 日本語は、例えば、英語では表現できない微妙な言い方の表現ができるのである。その日本語を使わないことが、格好良いとか、いかにも知識人だとでも思っているようである。困ったことである。

 さて、東京都の広報にある「いのちを守る STAY HOME週間」で家にばかりいると、体調が悪化して、命を失くす恐れがある。「おうちにいましょうね」は危ないのである。人の居ない場所への、適度な外出をしないといけない。そんなことを考えたところである。

 

【更なるボヤキ】

・「外出から帰ったら消毒をしましょう」・・・消毒薬が未だに手に入らない。

 筆者の同級生は、「焼酎を蒸留してアルコールを抽出した」とのこと。さすが、工学部出身である。本人曰く、「いや・・暇なだけよ・・」と謙遜していたが。その発想には脱帽である。

 なお、筆者は、昔、付き合いのあった教材屋さんに注文して、試薬のエタノール99.5% (500ml の瓶入り)を入手した。教材屋さんによれば、入手はは、特に品薄ということはないとのこと。結局のところ、アルコールはあるが、「噴霧器付きの容器が無い」との話の通りなのであろうか?

困ると皆、いろいろなことを考えるものである。災害時の生き残りの訓練にはなったと理解するしかない。

・「外出時にはマスクをしましょう」・・・多くの店では、マスクをしていないと「入店拒否」である。

マスクは、都内・アメ横あたりでは、最近では「安売りしている」とのことが報じられているが、未だに近所では売っていない。これは、布切れで作れば良いのであるが・・・

 そして、筆者の住む「東京の田舎」には、未だに「アベのマスク」も配達されて来ない(笑)

 また、武漢ウイルスは、今までのインフルエンザと同じように、夏になれば一旦は終息するのであろうか? それも良くは判らないのであるが、仮にそうだとしても、涼しくなれば、来春までは、再度の感染が広がる可能性もある。これでは、友人らとの「一杯」もできない。

 米国のトランプ大統領が「チャイナの責任だ」と怒っているが、日本の報道では「トランプ大統領のこの発言を悪い印象」に感じる報じ方である。日本での報道はチャイナに偏向している。

 すなわち、武漢ウイルスは、トランプ大統領の言うように、チャイナの武漢から始まったもので、まず、チャイナ共産党がこの発生を隠蔽した。この隠蔽のためにWHOを操って、感染爆発の宣言を遅らせたのである。その隙に、チャイナは世界中からマスクや防護服、人工呼吸器などの医療物資を買い占めていた。WHOが操つられた結果、多くの国で、また、日本での防疫が遅れて、今回の惨状となったものである。仮に、病気の発生は仕方のないことであったとしても、発生当初から、各国に連絡して、防疫を整えていれば、武漢ウイルスの日本への侵入は防げた筈である。ところが、日本政府はチャイナの責任については全く言わない。自然に発生して自然に感染が拡がった如しの報道ばかりである。これを偏向していると言わずして何というのであろうか。

 そして、我々は、日本政府の「作為的とも思える」防疫の手落ちで、このような不自由な生活を強いられているのである。この責任追及は全くされていない。そして、防疫は厚生省とのことであるが、何とも信用のならない官庁との印象ばかりである。これが自衛隊であれば、もっと適切に対処できていたのではないか?

 さて、最近は、千葉県、茨城県では地震が多発しているようである。次は「富士山噴火」か「大地震」か、と考えると「夜も寝られない」と続くところであろうが、幸いなことに、筆者は夜は良く寝られている。しかし昼間が良くない。やはり頭の隅にいつも武漢ウイルスのことがあり、何となく落ち着かないのである。

 それにしても、政府の危機管理能力の不足には困ったものである。

 

 


9月入学の議論・・・嘘つきなのかアホなのか

2020-05-16 13:31:43 | 時事問題

全国知事会で、9月入学が議論されたとのこと。賛成した知事サンの言い分として、

  • 「グローバル化の進展」に期待とか、
  • 武漢ウイルスの感染拡大で休校となり、授業時間が不足する分を確保できるとか、
  • 9月入学は「グローバルスタンダード」とか、
  • 改革をするなら今だ、

などの理由が挙げられていたとのこと。

筆者は9月入学には絶対に反対である。

 そもそも、この議論は、初等・中等教育についてのことなのか、高等教育のことなのかが判然としない。その区別が付かない、その程度の議論なのかも知れない。ここでは、初等・中等教育のことであると解釈して書いているが、大学教育の場合の入学月は概ね、この入学月の1~2か月後になっている国が多いが、それ以上の月数のの国も存在している。

筆者が反対する理由は、4月入学は、明治以来、百年余の伝統であり、文化となっていることである。これは、知らず知らずのうちに、日本人の精神・心・記憶に刻まれているものである。例えば、桜の花が咲く、その下での入学式の構図は、日本人の心にはごく自然に感じるものである。その構図は、小説や映画などでも多用されている。これを情緒的だとして反論することはできるであろうが、その情緒こそが大切なのである。そもそもが、4月入学は過ごしやすい季節となるところから定められたもので、日本人の持つ情緒・精神と合致しているのである。

 そして、もし、9月入学となれば、このような記憶は全て他所事となり、今までの文化は失われてしまう。

そして、

  • に挙げた賛成論の「グローバル化」への期待であるが、

 今回の武漢ウィルスの蔓延は、グローバル化の「負の側面」が噴き出たものであり、今や世界は行き過ぎたグローバル化を反省している時期である。何をアホなことを言っているのかと言いたい。また、そもそも、9月入学にすることとグローバル化は関係ないことである。

  • 武漢ウイルスの蔓延で休校になった分を9月入学にすれば確保できるとのことは、随分と能天気なことである。今の感染拡大が9月前に終息する保証はない。寧ろ、第二波、第三波も予想されることで、これは、最悪、ワクチンの接種が終わるまで続くと考えるべきことである。知事ともあろう人たちの認識はこの程度であり、「何とかしなくては」との思いも覚悟も、真剣さもなく、ウイルスの蔓延を弄んでいるだけのように感じるものである。
  • 9月入学は「グローバルスタンダード」とのこと。これは、承知していて「嘘」を言っているのか、知らないでいっているのか。下に示す表は、文部科学省が公開している「世界の学校体系」

 https://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1396836.htm

を少し見れば判ることである。

下の表はここのデータから義務教育の開始月を整理して示したものである。

文部科学省「世界の学校体系」からデータを抜粋して引用

 

 この表から判ることは、何が「国際標準」だ!! この大嘘つき、否、アホなのか?

 調べれば簡単に判ることである。嘘、デタラメで論議を進めるなどもっての他である。もし気が付かなかったのであれば、それこそ、議論する立場にない「ど素人」である。国家百年の大計に関わることを論じるなどすべきではない。

 ところで、この表では、「欧米」のうち、欧州では国の数だけは多い。しかし、日本と比べて一桁も小さな、日本の県レベルの規模の国が多数あるだけである。なお、欧米のうちの「米」の、米国は7月入学であり、9月入学ではない。

 因みに、この知事サン達の考えは、「欧米に合わせろ」との趣旨であるが、これは、植民地根性である。何故、日本が合わせなくてはならないのか。日本は「日本の文化」に適した時期として設定されているのである。加えて、承知のこととは思うが、日本の人口は世界で11位であり、経済規模は世界で少なくとも第3位である。また、排他的経済水域まで含めた「日本国の支配が及ぶ」面積は世界で第9位である。欧州の国は、日本で言えば「県が国家と名乗っている」程度の国々が多いのである。これに合わせる必要はないであろう。必要があれば、先方が合わせたいと思うように、日本の学問水準を向上させれば良いのである。知事サン達よ、自覚を持て!

  • 「改革をするなら今だ」は、暴論である。このようなことを言う輩は、日本文化の破壊主義者である。改革という名の破壊が目的なのであろう。そして、このように社会的な混乱状態を利用して、するべき議論を省いて、自身の目的を達しようとしている。そして、4月入学を9月にするための膨大な作業で、更なる混乱を惹起することは、無視しているか、寧ろ喜んでいるような、極めて卑劣な卑しい輩の言い方である。

 この例としては、東日本大震災の混乱に乗じて、原発停止、太陽光発電の導入を図った、国賊・菅直人がいる。この国賊は、原発の代替えには、絶対にならない太陽光発電を混乱に乗じて、代替えできるが如くのプロパガンダをして導入した。その結果、電力会社が消費者へ販売している電力価格よりも「高い値段」で不安定な太陽光発電の電力を引き取らせたのである。そして、莫大な利権を太陽光発電事業者に与えた。このツケは未だに、一般消費者が支払わされていて、その支払は、電力価格の約1割増となっているのである。このように混乱に乗じて、何かをしようとする輩は、卑劣で薄汚い根性の持ち主である。

   このような輩の「掛け声」に騙されてはならない。

 9月入学は、武漢ウイルスの感染拡大で、国中が混乱しているとき、このように改革を装って、更なる混乱を惹起して、選挙目当てのパフォーマンスに使いたいのであろう。そして、うまくいけば「自分の手柄」とし、そうでなければ「ダンマリ」を決め込み、何の責任も痛痒も感じない薄汚れた根性の連中の仕掛けたことである。

 日本人の心とも合わず、加えて、日本の文化を壊す「9月入学」には絶対に反対である。

 なお、国際標準に合わせるのであれば、日本国憲法を国際基準にまずは合わせるべきである。これが先決である。他にも、スパイ防止法のない国は先進国では皆無であろう。このような国防上必要なことすら、国際標準にしようとは言っていない。これは、怠慢である。国を守ろうという気持ちのないような人物に、教育という国家の根幹に関る部分を弄ばせてはならない。