安倍政権は日本国憲法を改正すると言っていた。しかし、未だに実現していない。原因は与野党に反対があることに加えて、多くの国民が、あの「欺瞞の塊」の日本国憲法を信じているためでもある。否、洗脳されているのである。
しかし、「国民が理解していない」ことが原因であるなら、政府として啓蒙活動をするべきである。しかし、それも全くしない。現状は、多くの国民に取ってはテレビが情報源である。日本のテレビは、国外勢力に蝕まれているが如くであり、日本がマトモな国家となることには「反対である」勢力に乗っ取られている。従って、いつまでも現状のインチキ憲法でいてほしいのである。これは、敵国であるチャイナや北朝鮮、韓国の利益となることでもある。
その結果、日本が、今、「存立の危機にある」ことを感じていない人が、多数いるように思える。終戦記念日、否、敗戦記念日には、特にNHKは、戦争の悲惨さを熱心に報道していた。そして、「平和が大切です」と熱心に報じていた。筆者にとっても、「平和は大切である」ことは当然である。しかし、その平和を実現する方法を何も言わない。平和は祈るだけでは絶対に実現しない。平和でいられることの方法を言わないのである。
また、核兵器廃絶条約を「批准せよ」と、広島・長崎の式典に関連して、原爆批准に消極的な政府を非難していた。現在の日本は、チャイナや北朝鮮から核による恫喝をされているのである。核を持っているチャイナや北朝鮮は、「話しても判らない国」であることは「知らぬが如き」である。そして、日本は、米国の核の傘に守られていることになっている。それが破れ傘であろうと、一応は、核の傘に入っているのである。この傘から出たら、核恫喝は成功してしまう。日本政府に批准を要求する以前に、こうした恫喝・悪党国家の批准を要請すべきであろう。それをしないで、核を直接に持っていない日本が条約を批准しても日本にとって「有害無益」なことになるだけである。なお、現在、日本の大都市はチャイナから、核ミサイルの照準を合わせられているのである。日本は、当然に敵よりも強力な核ミサイルを持たなくては恫喝されたままである。嫌いであっても核を持たざるを得ないのである。
さて、日本国憲法であるが、これは、義務教育で習った筈であるが、そのインチキさは教えてくれなかったであろう。否、そもそも、そこら辺は、省略されたかも知れない。
そして、平和は祈るだけでは絶対に実現しない。現在の地球上の国々は、自国の利益を最大化するために努力している。正当な手段で自国の利益を図ることは当然であるが、悪質な手段で利益を図る国がある。すなわち、チャイナや韓国は、大東亜戦争後に確定した、日本の領土・領海を侵略して、自国領にしようとしている。これは、不当である。非難に価することである。そして、「話しても判らない輩」を相手にするには、最終的には武力しかない。強い武力を持てば、そもそも「侵略しよう」との意思を挫くことができ、平和でいられるのである。平和を保つためには、残念なことではあるが、核を含めた、強い武力を持つことが絶対に必要なのである。
昨日の敗戦記念日では、「戦後75年、平和でいられた」との声が多々あった。しかし、その平和は、米国との安全保障条約によって、日本国内に駐留米軍基地があり、その強大な軍事力の後ろ盾があったからである。それが、案山子(かかし)であっても、少なくとも、表面上は、強大な軍事力に守られていたのである。しかし、自国の安全保障を米国に頼るだけでは独立国とは言えない。属国である。日本人として属国に甘んじて、「平和だ~」と思っているのであれば、靖国神社に祀られている英霊は浮かばれない。それで良いのか? 情けないとは考えないのか?
さて、日本国民を骨抜きにした、その根本原因である日本国憲法の前文と呼ばれるものを以下に示す。古い表現であるため、若干、読みづらいが、是非とも一読していただきたい。
◆日本国憲法 前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を祈念し、人類相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制とと隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の権利を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
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一読して「何を言いたいのか判らない」、出来の悪い日本語である。これは、元々は英文で書かれていたのである。加えて、これを理解するには、その背景事情を考える必要がある。背景事情を勘案して、書き直すと、次の通りである。
◆読み易く書き直した憲法 前文
日本は今までのような天皇による政治をしないで、正当な選挙で選ばれた国会議員を通じて国政を行う。そして、自分と、自分らの子孫のために、世界各国の国民と仲良くすることで恩恵を受け、また、日本全国で、今までのように天皇による抑圧をなくして、自由であることの恩恵を受ける。また、今までは、天皇の名の下に世界の国々に戦争を仕掛けて世界に迷惑を掛けたが、これからは、世界各国と仲良くすることで戦争をしないようにする。
さらに、主権は天皇にではなく、国民にあることを確認して、この日本国憲法を定めた。国政は国民からの信託によるもので、その権威は天皇ではなく、国民にある。
国民から託された権力は天皇ではなく国会議員が行使して、それによって得られた恩恵は国民が受ける。これは、人類普遍の当たり前の原則でもある。
我々日本人は、以上に述べたことに反する憲法や法律、天皇からの意思表示としての指示を認めない。
日本国民は永遠の平和を願っている。これは、人々の関係、世界の各国を支配する、高い理想であることを理解した。そして、世界の国々は皆、公正であり、信義に厚い立派な国なので、これを信じて、国防や戦争などは考えずに、世界の国々の言うことを聞き、それによって与えられる各国からの慈悲を信じて、武力などは持たないで日本国民の安全と生存を各国に委ねることにした。
世界の各国は、日本と違って、皆、立派であり、国際社会の平和を維持しようとしている。そして、戦前の日本のように、天皇のような君主による独断や、この独断に従うこと、押し付けや狭量な考えを、世界からなくそうとしている。日本は、今まで、このことが判っていなかった。今後は、この世界各国の考えを尊重するので、立派な国々で構成された国際社会の仲間に入れてもらいたい。
日本は、世界の国々の国民の全てが、平和で安全で、窮乏してはならないと考える。また、日本は、今まで、日本のことだけを考えて戦争をしてしまったが、自国の国益のために、他国の国益を損なうようなことは、してはならないと反省している。これは、主権を認めてもらって維持し、そして、世界各国と対等な関係にありたいなら当然のことであると信じている。
日本国民は、日本の名誉にかけて、この高く美しい理想と目的、すなわち、日本は、戦争は二度といたしません。世界各国の公正と厚い信義を信じて生きていくことを全世界に対して誓います。
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と宣言しているのである。何とも、自虐的なものであり、日本国を世界に対して身売りして隷属させる宣言である。戦前の日本は、決して、天皇による独断の政治が行われていた訳ではない。民主的な政治が行われていた。それを無視している。そもそも、大東亜戦争からして、東南アジアを植民地にしていた欧米から、日本は度重なる締め付けを受け、挑発されて開戦に至ったものである。そこを言わないで、唐突に、「日本が真珠湾攻撃をした」として、「大戦争になった」というのは、正しくない。原因を言わないのは、他国にとって、不都合な事実であるからである。
そして、特筆すべきは、悪い冗談である。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との部分である。世界の諸国のうち、特に、日本の隣国である、チャイナ共産党(凶惨党と書くべき)の習近平や北朝鮮の独裁者・金正恩、韓国の文在寅が、公正で信義に厚い指導者であろうか・・・。冗談にしても質が悪すぎて笑えない。
こんな間抜けな憲法前文を戴いている日本に対して、強盗・チャイナは、現在、尖閣諸島を手始めに、次は沖縄、そして日本全体を併合しようと狙っている。また、ヤクザ・韓国は、自国と接する日本の島々、領海を侵奪しようと狙っている。すでに韓国には竹島を既に奪取され、さらに、勝手に引いた領域を根拠に、領海・領空を不当に侵奪されている。そして、チンピラ・北朝鮮は、日本国民を拉致して、図々しくも「カネ寄こせ」である。アホな憲法を戴いている限り、拉致されても取り返す手段はない。日本は、チンピラからの身代金要求に従うしか方法がない。
さらに言えば、チャイナの人民は自由で抑圧がされていないのであろうか? 共産党、否、凶惨党政権は、自国民さえも信じずに、監視カメラを2億台も張り巡らしてAIを駆使して監視している。そして、チャイナと領土を接する全ての国々と領土紛争を起こしている。チベットやウイグル、南モンゴルは、既に併合されて、民族弾圧をしている。南シナ海では、公海や他国の領海を占拠して、勝手に埋め立てて、軍事基地を作ってしまい、「チャイナの領土である」と宣言している。そして、香港では、英国との国際間の約束を破って、「自由な香港」を破壊し、反対運動を抑圧している。さらに、台湾も併合すべく狙っている。元々、台湾とチャイナは別の国である。そもそも現在のチャイナの領域とされている場所も、違う国のものである。本来は、万里の長城で囲まれた領域が、チャイナの領域である。
そして、万一の台湾併合は、日本の危機でもある。政治家はそのことに気づいて、台湾を支援すべきである。そうでないと、日本も侵略されてしまう。自由な台湾の存在は日本にとっての生命線でもある。
そして、日本は、過去にチャイナの一部となったこと、あるいは、属国になったことは、歴史上、一度もない。それを併合しようとチャイナは狙っているのである。日本国は、今のインチキ憲法を戴いていると、チャイナに併合されてしまう可能性が高い。ところで、日本は現在、米国の属国であるが、見かけ上は、ほぼ平和である。しかし、チャイナの属国は、こんな甘いものではない。男は奴隷に、女は「民族浄化」と称して、チャイナ人の子を産まされてしまい、日本民族は滅亡させられる。このことは、既に、チャイナに併合されたウイグルで実際に行われていることである。これは、ナチスのヒトラーも驚く悪辣さであり、悪魔の所業である。
そして、この「インチキ日本国憲法」は、日本軍の強さ、恐ろしさに恐怖していた連合国軍が、二度と日本が立ち直れないようにと意図して、敗戦時に日本を占領した連合国の司令部・GHQが作成して、日本政府に押しつけたものである。これは、それまでの日本国憲法から、正当な手続きを経ること無く、押しつけて制定したものである。すなわち、元の憲法に定めた改正手続きを経ていないのであり、全く正統性がなく、無効なものである。こんなインチキな「カビの生えた」ものを、70余年間も後生大事に信奉しているのである。こんなインチキ憲法モドキは即刻、破棄・廃止するべきである。なお、付け加えれば、占領した国の法律を、それも憲法を変更することは、ハーグ陸戦条約に違反していて、国際的には禁止されていることでもある。
そんな正統性のないインチキ憲法モドキを改正することに反対する勢力は、日本国家を滅亡させたいと考えている外国勢力と結託している輩であるか、洗脳されたアホである。
本来は、日本政府は、現行のインチキで正統性のない憲法を破棄して、元の憲法に戻すべきである。これは、国会の一存でできる筈である。しかし、今の小粒な国会議員には、これは荷が重いというなら、仕方がない。少なくとも、憲法改正の発議をすべきである。それ以前に、国民投票に向けて、現行憲法の欠陥を指摘し、その啓蒙を開始して、一時も速く憲法を改定すべきである。
中共の共産党政権から仕掛けられた「超限戦」、すなわち、新しい戦争の一つである武漢肺炎ウイルスの蔓延、すなわち、コロナ禍は、正しく対応すれば、国家までは持って行かない。しかし、インチキ憲法を信じているとコロナ禍を利用して「国家までを持って行かれてしまう」ことに気づくべきである。残された時間は僅かである。
【了】
下は、上記のことを説明している本である。是非とも一読されたい。