日本学術会議の会員について、推薦候補6人の任命が拒否された。このことについて、特に左翼マスコミ等では、「人事介入に抗議する」として、「学問・研究の自由の侵害だ」として、大騒ぎをしている。一方、「あいちトリエンナーレ」の開催では、名古屋市が当初支出を決めていた3380万円の支払いを求めて提訴されている。
ここで騒いでいる連中が決定的に「トボケ」ているのは、両者共に公金、すなわち、その費用が税金から支出されているということである。これを忘れてはならない。
学術会議は、内閣府の機関の一つであり、2020年度の予算は約10億5千万円である。また、「あいちトリエンナーレ」の開催では、国(文化庁)約8千万円、愛知県約6億円、名古屋市(不明)から助成金を受けている。合計すれば、少なくとも7億円以上が公金から投入されている。
日本学術会議は税金で運営されていて、その会員210人は、特別職の国家公務員である。したがって、法令に基づいて、給与に相当する「手当という名称の金銭」や旅費などが支払われている。
しかし、国家機関の一つでありながら、学術会議は、日本の国力を殺ぐ活動に熱心である。例えば、「軍事研究反対の声明」を発し、防衛省が創設した研究助成制度を批判し、これに協力することをさせないでいる。極めつきは、チャイナや北朝鮮からのミサイル攻撃の可能性も考えられるところ、「ミサイルの迎撃態勢に対して、むしろ戦争の危機を拡大する可能性がある」として、自衛隊のミサイル防衛に疑義を呈し、自衛隊の合憲性やミサイル防衛を否定するような、まさに「脳内お花畑」の浮世離れした意見を発しているのである。その一方、チャイナの軍事研究には協力を惜しまないようである。まさに二重基準である。そして、この学術会議は、左翼の巣窟であり、その左翼の前任者が次期の会員を推薦しているのである。当然に左翼の仲間が推薦される。すなわち、左翼仲間で美味しい地位を順繰りに廻しているのである。
今回、会員への任命を拒否された人達は、過去に、「安全保障関連法」、「共謀罪」の創設に大反対していた。しかし、学術会議は、内閣府に属する政府の機関であり、内閣総理大臣が会員を任命する組織である。反政府思想の者を排除しなければ、国家の運営に悪影響を生じてしまう。因みに、内閣総理大臣は、民主主義の下で、国民から信任されて就任しているのである。対して、特別職の国家公務員である日本学術会議の会員は、選挙で選ばれた訳ではない。
すなわち、国民の意思が集約された、内閣総理大臣が所管し、国費が投入されているのであるから、反日本であり、不当な研究抑圧をする人物を排除するのは当然なことであり、「不当な人事介入」、「学問・研究の自由の侵害」などと言うこと自体が失当なのである。すなわち、人事については、内閣総理大臣の専決事項である。「学術会議の推薦」は、国家として「許容される範囲での尊重」の筈である。ましてや、学術会議の会員に就任できるか否かは、学問・研究の自由とは全く何の関係もない。この輩は、日本学術会議会員という地位、名誉と金銭を得ることが出来なかったので騒いでいるのであろう。これは、研究とは何の関係もない、これらの輩の名誉欲、権威欲が損なわれただけである。そもそも、ミサイル防衛に反対するなど、アホである。現在の日本は、チャイナや北朝鮮から核ミサイルで恫喝されているのである。そのような国際情勢も理解できないアホが、学術会議会員に就任しては困る。今回の任命拒否は当然である。否、遅すぎである。これを契機に、左翼思想に毒された輩の巣窟と化している、日本学術会議会員の総入れ替えをすべきであり、それが出来ないのであれば、解体・廃止するべきである。
さらに加えて言えば、「学問・研究の自由」を標榜する日本学術会議こそが、「研究の自由」を侵害している。すなわち、「軍事につながる研究は反対だ」として、軍事につながる研究をさせない。しかし、軍事につながる研究をしたい研究者も存在するであろう。しかし、それをさせない。これは不当なことである。ましてや、現在は軍事用途の研究と民生用途の研究との境界は曖昧であり、線引きはできない。そういう研究者の「研究の自由」を侵害していることには気づかないのであろうか? 気づいていて、そう言っているなら、日本学術会議という権威と権力を使って、研究の自由を侵害し、弾圧しているのであろう。この輩は、日本の国力を殺ぐことに熱心なのである。もし、気づいていないとすれば、この輩は、単なるアホである。アホが跋扈しているのであろうか? 「アホな輩」あるいは、「思想が合わない」と弾圧する輩に、権威を与え、特別職の国家公務員の地位を与えてはならない。なお、余談であるが、今、便利に使えている「インターネット」や「コンピュータ」、「カーナビのGPS」等は、元々は軍事用に開発された技術である。
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同じ構図が「あいちトリエンナーレ2019」である。税金で開催する、国際芸術祭「詐称?」である。ここでは、昭和天皇のご真影をバーナーで焼き、それを足で踏みつけにする映像を展示し、韓国の慰安婦像を展示して、韓国のプロパガンダに協力し、また、大東亜戦争時の特攻隊員の墓を模したとする展示物を置き、これを「ばかな日本人の墓」などと展示することが、一体、芸術であろうか? しかも、企画段階でこれらのことは隠していたとのこと。これでは詐欺である。
この連中のしたことは、芸術を隠れ蓑にした、反日プロパガンダであり、日本を貶めるものである。これを私費でするなら不愉快ではあるが、まさに、「表現の自由」と言うことも可能であろう。しかし、これを公金、税金でするのは甚だしく不適当である。ところが、愛知県の大村知事は6億円もの公金の支出をして当然としている。これに対して、大村知事に対するリコール運動が起きている。当然のことである。
なお、余談であるが、朝日新聞は共産党の機関誌「赤旗」よりも左翼的である。筆者は朝日新聞とは「朝鮮日報」の「朝」と「日」であろうと考えているが、この朝日新聞が騒ぐと、同期して、芸能人、有名人などが、「ツイッターで騒ぐ」という「システム」があるようである。ここで騒いでいるのは「付和雷同の輩」である。「世論」と誤解すべきではない。
左翼は、公金、すなわち、税金を使って、日本の国力を削ぎ、日本を貶める活動をする。充分に警戒しなくてはならない。
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【日本学術会議の件についての追記】
1,日本学術会議の会員になると、その後、年額250万円の年金が生涯支給されるとのこと。
2,日本学術会議は、チャイナ国防部傘下の「中国科学技術協会と戦略的協力についての覚え書きを取り交わしている。すなわち、チャイナの軍事研究には協力するが、日本の研究者の軍事研究は禁止している。まさに二重基準の利敵行為をしている。
3、元日本学術会議の大西議長は、日本共産党の宣伝カーに乗り、応援演説をしていたという実績があるとのこと。
4,「科学者の国会」などと称しているが、日本学術会議会員の選出は、選挙などではなく、仲間内での推薦であり、日本の科学者の代表ではない。単なる「左翼勢力の利権」と化している組織である。勝手に代表と称されるのは迷惑である。
5,任命拒否された6人の学術業績は、学術評価ツールのスコーパスによれば、たった一人を除いて(これも全く褒められた数値ではない)、であり、他は、計測不可能とのこと。
すなわち、意味のある論文を書いたことがないと考えられ、到底、科学者とは言えない存在であつたとのこと。学術会議会員となれば、勿論、学者として素晴らしい業績の持ち主と思い、考えもしなかったが、ただの人、否、似非の偉い先生・科学者であったことに驚く。恐らくは、似非学者であることが発覚して、任命拒否されたのであろう。
【了】