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武漢肺炎の陽性者数発表は「脅しと煽りだけ」

2020-09-26 14:03:52 | ぼやき

 東京都では、武漢肺炎ウイルスの感染者数を毎日、発表している。しかし、この数字だけの発表は、多くの人を「脅し」、そして「危機を煽っているだけ」のように感じる。もっとも、東京都知事サンが、これを発表して「危機を煽り」、「テレビ等に登場」するのが目的であれば、その目的を達しているのであろう。

 すなわち、毎日、「今日は幾人の陽性者」と言われ、累計の人数を発表されても、では「どうしたら良いのか」、あるいは、増加しているのか、減少しているのか、何も判らない。ただ累計であるから、人数だけは増加していく。結果は、「怖さ」だけが感じられるのである。

 武漢肺炎ウイルスとの戦いは長期に及ぶと予測されている。長期間にわたって、常に注意をするのには限界がある。感染が、「どこで、どのようにして感染したのか」が判れば、注意の仕方も変わってくる。しかし、現状の発表では、何も判らない。ただ怖さだけを煽っているようである。しかし、これも最初の頃であれば効いたかも知れないが、中には麻痺してしまい、武漢ウイルス蔓延前の生活に戻ってしまった人もいるように感じる。

 東京都のホームページでは、区市町村別にした発表があるが、現状は累計人数だけである。以前には発表していた検査数も、いつの間にかしなくなった。感染防止を図るための発表であれば、できる限り、その詳細を示すべきであり、「数だけ」を発表すのでは、ただの脅しである。

 感染防止のためであれば、例えば、毎日の、死亡者の数、死亡者の年齢(階層)、年齢別の重症者の数、感染者の(およその)年齢、また、感染の態様として、たとえば、家族間、学校、職場など、そして、既に快癒して退院している人の数、区市町村の中の大凡の地域などの詳細を明かして、どのようにして感染して、どうなったのかを示すべきである。例えば。会食やカラオケなど、学校などで集団感染して、感染者数が増えたのと、特定の場所での個別の感染での数、単にどこかで偶然に感染したのとでは、意味合いが全く異なり、注意のしようも、注意する場所も異なってくる。

 そして、10月からは外国人の入国も条件付きとのことであるが解禁するとのこと。今でも「特別な事情」として入国が続いていたが、これが更に増加する。そうであれば、陽性の判明者数の国籍も示すべきである。また、入国者に対する2週間の待機は、守らなかったときの罰則は絶対に必要である。罰則がないのでは、単に「伝えましたよ」程度の制度である。世界の人々の中には、日本人の多くのように従順な人は少ない。現状は「日本人よりも外国人が大切なのか」と言いたくなるほどに、日本は外国人に余りに甘い。

 詳細を発表しないのは、風評被害の防止ということを理由にしているようであるが、それだけではなく、他の意図があるのかと疑念を持ってしまう。しかし、感染防止が最も重要なことであり、これが「主」でなくてはならない筈である。現状の陽性者数の累計の発表は何の役にも立たない。

 個人情報を開示する訳でもないのに、何故、それ程に詳細の発表をしないのかに大きな疑念を抱くところである。

【了】

 



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