及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

介護保険料

2015-04-06 09:26:19 | 日記
4月1日の新聞に各自治体の介護保険料が発表されました。

国分寺市は5733円で1308円増。新島村の1500円に次ぐ二番目の増加です。

都内平均は5538円で3年前から平均546円上がっているとはいえかなりの増加です。

65才以上の介護保険料は各自治体が今後3年間のサービス料を見込んで決めます。

市の担当者に聞いたところ、①今後老健施設と地域密着型サービス施設をつくるので

利用者が増えると見込んだ。②これまでの保険料の残りを準備基金として積み立てて

いたものが2億円から3200万円まで減った。ために今回の値上げになったようです。

多摩26市で19位だったのが一挙に5位になりました。

突然の大幅な値上げでとまどう方も多いと思います。

市はもう少し長期的な視点でやっていただきたいと思います。



介護保険は家族だけに介護の負担を押しつけることなく社会全体でサービスを提供
 
とようということで2000年からスタートしました。

医療保険と同じで給付額は増える一方です。

市もこれからは介護予防に力を入れていくということですが、制度をつくると

それが浸透するほど利用者が増えて給付額が増えるということになります。

介護保険は税金が50%(国25%、都と市12.5%)保険料50%(人口比に基づき

65才以上と40才から64才まで)成り立っています。

27年から3年かけて要支援1.2の訪問介護と通所介護が制度から外されて

各自治体の事業となります。NPOやボランティア団体がサービスを提供する

ことになりますが、果たしてうまく移行できるのか、各自治体の力量の差が

でてきます。

迷惑するのは市民なので、市はきっちりと以降計画をつくり、サービスの低下を

まねかないように注意していただきたいと思います。