及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

12月議会が終わりました

2018-12-23 10:22:12 | 日記
12月21日最終日、朝9時半から文教子ども委員会の非公式打ち合わせが断続的に続き、本会議は夜の7時半過ぎから

ようやく始まりました。

もとまち保育園の民設民営化をめぐって紛糾が続きました。

そもそも保育園の民営化はすでに決まった路線で一園づづ丁寧に民営化を進めてきました。

今回、問題になったのは、民営化にあたって定数が削減されること。0才が9→6、1才は10→10、2才が12→16、

3才、4才、5才がそれぞれ26→19、24→19、24→19で105名定員が89名になるというものでした。

国分寺市は昨年待機児童の増加が東京で一番で202名の待機児か4月現在いる中で、すでに決まっていたこととは

いえ、このような時に定員数を減らすのは何事か、ということで委員会では可否同数、委員長が否決と判断しました。

その後、市は事業者と相談して0才は6→8に増やす。また3.4.5才についても拡大する方向で調整中との報告を

しました。そして、文教子ども委員会で再審査してほしいと申し入れてきました。

一度議決したものは一時不再議になりますが、重大な変更があった時は再議決することができます。

この再審査をめぐってまたまた大荒れ。結局再審査はしないまま本会議となりました。



本会議でも可否同数となりましたが、議長判断で可決。公明党が今後さらなる定数増を求めるとの附帯決議を

提案し、自民、公明全議員が署名提案者で、2名退席、9名反対、11名賛成で可決されました。



そもそも公明党の議員が一人辞職していて、文教子ども委員会は5名=自民2、フォーラム1、無所属1、委員長ネット1

の構成で、全体でも自公で11なのでこうなることは予想できたことでした。

市も待機児童がこんなにいるのに平然と0才から1才の枠が4増えている(6→10)などと答弁し、危機感が全く

感じられません。そもそも0才は部屋の面積から8名はとれるのに保育士さんが3人に一人必要なのであえて6名にした

ことも明らかになりました。



私は0才が6から8になったことでずいぶん悩みましたが、0才がたとえ1名でも減ることは受け入れがたいと思い、

反対しました。また、附帯決議のさらなる定員増については、4才と5才の壁を取り払う必要があるため、それで

安全が保たれるのか、また、3.4.5才は定員割れしているところも多いのでそこまでして増やす必要はないと思い、

反対しました。とにかく0.1.2才の待機児童を減らすことが急務です。



また、今回は副市長の同意人事案件がありました。

2人いる副市長のうち1人の任期が切れるので、そのまま継続するというものです。

多摩26市で2人市長がいる市は8市、国分寺よりも人口が多いのに副市長が1人なのは6市あります。

そもそも平成24年に東京都から来ていた副市長が辞めて庁内からの副市長になった時も反対いているし

庁内から2人の副市長は必要ないという立場で反対しました。






12月議会一般質問⑤庁舎建設について

2018-12-19 10:01:30 | 日記
(1)○「新庁舎建設基本構想のまとめと今後の進め方」に「泉町都有地が建設候補地として有力であると考えられる」

と書いてあるのは問題ではないか?市は泉町が有力だと考えているのか?→懇談会やアンケートで市の考え方を

明確にすべきという意見があったので記載したが、表現については再考する。(→その後削除された)


(2)○1日に市役所に来る人は何人くらいか?→市民アンケートでは来庁頻度は2~3回が一番多く52.6%、4~6回

が20%、1回が19%で、3回までで70%。

○国分寺駅と国立駅に出張所ができ、マイナンバーカードも16%しか普及してないがコンビニで住民票も取れるし

電子申請などが増えると市役所に来る人は増えない。今後ICTやAIの活用で職員数も減ることが予想される。

1万9600㎡から2万2800㎡の面積が必要で国分寺駅か西国分寺駅から500m以内の土地という条件だが、

スマート市役所とかコンパクトな市役所になるとそんなに面積がいらないのではないか?→現状、今の職員は

全て入れる環境は整備する必要があるが、今後の変化は視野に入れつつ規模の検討は進めていきたい。


(3)○会派の視察で滋賀県の長浜市に行った。市民病院をリフオームしたので費用が安くなっている。国の

補助金も暮らし・にぎわい再生字義用補助金を10億使って、水路やプロムナードを作った。耐震の建て替えの

市役所には補助金がつくが、国分寺市には当てはまらないのか?→確認しているが、補強や増改築は可能性が

あるが、現状は耐震性はあるので難しい。

○現状の建てかえで111億円か100億円、泉町都有地は用地取得費40.4億円含めて138億円かかるので大変な

負担になる。補助金の活用と既存の移設する施設の活用もあわせて考えていただきたい。


○以前の市役所は星野全市長がよく「東洋一の市役所」と言っていた。ぜひまた東洋一の市役所をめざして

いただきたい。



  

12月議会一般質問④一般廃棄物処理基本計画(案)について

2018-12-18 11:40:48 | 日記
○平成31年から40年までの10年間の計画だが、総合ビジョン8年との整合性は?→総合ビジョンは平成36年まで

だが平成37年以降からの新たなビジョンも含めて一人一日当たりの目標数値は変わらないから違いはない。

○日野市、小金井市、国分寺市の3市で燃やせるごみの共同処理施設をつくっていて平成32年4月には稼働する

と状況が大きく変わるので、一旦見直したらどうか?→収集曜日や時間は変わらないので市民に与える影響はない。

○ペットボトルの戸別収集が平成32年から始まる予定だがそのことが書いてないのはなぜか?→見直しを検討すると

記載されているので、拠点収集から戸別収集への移行検討と読み取っていただきたい。

○期間が長いから細かいことが書けない。短いスパンで正確なことを書ける計画にしてはいかがか?→10年の中で

毎年確認するつくりになっている。

○燃やせるごみの量が少ない方から3位から4位になったがこれはどうしてか?→2位から6位は僅差で毎年入れ替わっている。

○最近問題になっているプラスチックごみについて市はどう考えているか?→プラスチックごみの海洋汚染については

埋め立てをしていないし当市は直接的にはかかわっていない。

○意識の問題。プラスチックごみを減らしていこうという大きな流れがある。ごみの減量は必要だが、少し他のところに

視点を当てていろいろな運動をやったほうが効果があるのではないか?→市民一人当たりのごみは毎年減っているが

まだまだ転入者も多いのでこれまでの減量施策は継続していくとともに新たな啓発強化が必要であるのでプラスチック

減量施策も必要だと考えている。


12月議会一般質問③中学校の服装規定について

2018-12-18 11:08:56 | 日記
○校則について質問しようとしたが資料が膨大になるので服装規定についてのみにした。

1中から5中までの服装規定を資料で出してもらった。多いところとあまり多くないところがある。

これをつくる目的は何か?→学校は教科の学習だけでなく集団生活も学ぶことができる貴重な体験の場である。

したがって生活の決まりを作るのはみんなが気持ちよく生活するために、生徒自身がよりよく成長することを

目的としている。

○生徒や保護者の意見はどのように聞いているか?→生徒は生徒会や生徒総会で意見を聴取する。保護者は

学校評価や個別でも逐次聞ける。

○そういう意見が取り入れられたことはあるか?→5中が平成24年に標準服を変えた時は全校生徒からまた

保護者からも意見を聞きながら決めた。ただ多くの決まりをその都度その都度変えていくということはない。

○そもそも規定が多すぎる。過去の経過は否定しないが、時代の変化もあるので、声が上がった時は受けとめて

いただきたいがいかがか?→どんな意見でもしっかり受けとめるのが基本姿勢。意見を無視したりすることはない。

○たまたま昨日朝日新聞で世田谷区の桜丘中学校の記事が載っていた。9年前荒れた学校で罵声が響いていて

力で押さえつける教育だったが、学校長が赴任してきて法に触れないという最低限のルールを守ることを条件に

好きにさせてはどうかと思い、まず校則をなくした。枠が取り払われて自由になり自分をちゃんと扱ってもらえる

ようになると反発する生徒もだんだん少なくなっていったということ。

○中学生だし、自主性を重んじるなら、例えば学校にはどういう服装でいかなければならないかということは

考えさせてもいいのではないか?私自身は私立の中学、高校で女子校だったが制服がなかった。校則は3つか4つ。

学校のバッジをつけることと規定の上履きを履くこと、学校に来たら外に出ない、校外活動は届け出をする。


○服装規定を変えてほしいという意見が上がった時は聞いて、生徒や保護者とも話し合って柔軟に対応してほしい。


12月一般質問②待機児童について

2018-12-18 10:08:04 | 日記
2.待機児童について

(1)認定こども園について

○10月23日に小平のまるやま認定こども園を視察した。

同じ法人の小規模保育園の連携園になっている。国分寺には小規模保育園はないが3歳児からの連携園を確保

するのが難しいということなので、認定こども園があれば連携園になると思うがいかがか?→具体的に認定こども園

への移行を進めている園はないが、幼稚園は連携先になる可能性はあるので幼稚園の活用が重要だと思う。


(2)待機児童の分析について

○前回、待機児童202名中育児休業中が102名でその分析をするということだったがいかがか?→集計はできていないが、

育児休業中の方については平成31年度の入園申し込みについては聞き取りで確認する。

○市外の保育園に1歳児を預けている人から手紙をもらった。昨年国分寺に引越してきたが、もといた市で保育園に

入れていたが国分寺では入れないので、元の保育園に子どもを預けてから毎日職場に行っていて身体的につらい

状況である。市は入れない子より恵まれている、通えていれば問題ないという見解である。

待機児童に関しては状況別に整理、分析して対策をたてていただきたい、対策には時間がかかるから

まずは情報分析、公開してほしいとおっしゃてますがいかがか?→入所に当たっては実施基準指数で判定している。

市外で入所できている方と新規のの方が同点の場合は新規の人が優先するのがルールとなっている。ただし、

そういう状況を把握することは寄り添った入所手続きでは必要あると思っている。

○市外の保育園に預けている人の状況も様々ある。保育の実施基準指数表があり、みんな1点でも多くとるために

必死になっている。育児休業中以外の人でも状況はよく聞き取って寄り添って相談に乗っていただきたい。

子どもをもっている母親の7割は働いている。たとえ入れなくても力になっていただきたい。


(3)子ども子育て会議について

○3年間で1回しか市報に掲載されていなかったが、今年は何回開催して何回市報に載っていたか?→3回やった。1回中止。

掲載する機会は4回あったが掲載したのは第1回(7/20)のみ。掲載期間が過ぎていたため(8/30)と手続きを怠ったため(11/2)。

○3年間で1回、4年間で2回。公開している重要な会議である。きちんと市報に掲載するように強く求める。



○11月1日に兵庫県の明石市を視察した。4月の待機児童が571人で全国ワースト1だったが、今年中に2200名の保育所の

定員増をする、来年は600名。市長のものすごい意気込みを感じた。2人目の保育料の無償化や養育費の支払い保証も

やる予定。そこまでやれとは言わないが、待機児童はなんとか減らす努力と子ども子育て会議の市報掲載をお願いしたい。