3.今後の財政運営について
〇コロナの市財政への影響は大きい。GDPマイナス27.8%で雇用者の報酬の
落ち込み、残業時間の減少などで消費は簡単には回復しないと言われている。
税収の減少はどの程度見込んでいるか?⇒今の段階で言うことは難しい。
〇税収が減る前提で、施策の優先順位を決めていかなければならないが考え
はあるか?⇒市民生活への影響、支障があるかないかが判断基準になる。
また、先送りすることも方策としてある。予算編成過程でさまざま判断していく。
〇リスク低減にはいろいろある。先送りや規模の縮小など組み合わせていく
のが現実的。
〇気になるのは新庁舎の建設でこれから事業者の選定をする。新庁舎建設
に伴う財政運営方針では、庁舎建設基金残高50億円、財調30億円、公共施設
整備基金20億円堅持、公債費負担比率10%以下となっている。
今後の支払いは、来年度用地取得40.4億円、令和4年度4.1億円だが、令和5
年度と6年度にそれぞれ46.9億円と47.4億円の支出がある。見込みとしてどう
考えるか?⇒財政運営方針は変わることはない。
☆
4.自粛の影響について
必要以上に自粛されているケースがあるのではないかという視点での質問。
〇全国の医療機関で緊急事態宣言中もやっていたが、受診率が前年同月、
5月で20.9%の減少で特に小児科と耳鼻科の落ち込みが大きく、小児科はほぼ
半減している。必要な受診はやらなければならない。特に予防接種や3~4ヶ月
健診は適切な時期に受ける必要があるがいかがか?⇒乳幼児健診は3月から
6月中旬まで中止していたが、今は再開している。受診を控える傾向があるが
乳幼児の健やかな成長のためには適切な時期に予防接種や健診を受けるこ
とが必要。丁寧に周知、啓発したい。(その後ホームページに注意喚起を載せて
いただきました。)
〇介護保険サービスと障害福祉サービスについてはかなり戻ってきているが、
基礎疾患のある方などについては戻り切れていないと聞いた。民間の大学の
調査でもサービスの利用を控えたことでかなり心身の機能が低下していること
が明らかになった。回復するのには時間がかかる。きめ細かい対応をお願いした
いがいかがか?⇒サービスの利用は個々の判断なので、市の立場からなかなか
積極的に働きかけるのは難しい。
〇強制的にはできないが、サービスはそもそも必要があって受けているのだから
対応をよろしくお願いしたい。
☆
〇ごみと資源について=かなり増えて一時期出さないようにとのお知らせが来たが
今は落ち着いているのか?⇒昨年度と比較してごみ量は増えたが現在は大分落ち
着いている。
〇海外への渡航手段が途絶えて衣類・布類などがたまっているというニュースがあ
ったがいかがか?⇒当市では委託している事業者が国内で保管できている状況な
ので影響はない。