8月8日(月)堀内都喜子さんの「フィンランド 幸せのメソッド」を読みました✌
フィンランドは人口550万の北欧の小国です。
幸福度は5年連続世界一でジェンダーギャップ指数も第2位、ワークライフバランス世界一、小学校から大学院まで学費無料、移民が感じる幸福度第1位です✨
最近ではサンナ・マリンさんが2019年に34才で首相に就任し、コロナ禍でもリーダーシップを発揮して注目を集めています。
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良いところばかりのようですが、100年ほど前にロシア帝国から独立した頃は貧しい小国でした。その後、福祉国家の体制を確立しつつ男女平等を進めて男女ともに働き、稼ぎ手を増やし少しづづ発展してきました。
人材が一番の資源と考え教育に力を入れ進化してきました。
保健福祉の支援拠点である「ネウボラ」のひとつである出産・子どもネウボラも有名ですよね✌
教育も独特で宿題はあるけどテストは無いそうです。
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こんなフィンランドですが、課題は少子化と不安定な雇用らしいです。
2019年の合計特殊出生率が1.35なので日本の1.36より低いですね。
原因はいろいろとあるようですが、原因の一つが不安定な雇用のようです。プラス都市部の住宅費高騰、ライフスタイルや家族間の変化もあるようです。
高齢化や移民の増加なども問題です。
コロナ禍での特徴としては首相や専門家が記者会見をして積極的に国民に呼びかけていたことです。
子ども向けの記者会見もあったそうです。
オンライン授業や生活の変化、離れた祖父母に会えないなど不安を抱えている子どもたちに直接語りかけることは重要だと思いました。
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生活の満足度と幸福度が高い大きな理由としては「機会の平等と公平性」があることです。
そしてそれが国を支えているので、国民はコロナ禍においてもEUで最もポジティブでウェルビーイングが良い国であり、最も未来を楽観的に考えているとの結果が出ています。
気候変動への取り組みもすごく進んでいます。
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国はそれぞれ違いますが、見習うところは多々あるなぁと思いました✌