おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

蝉の鳴き声を聞くと暑く感じるのはなぜ!

2019年08月06日 17時18分06秒 | つぶやき
2019年8月6日


酷暑、猛暑、炎暑、毎日暑い日が続いていますね。暑さと闘いながら自転車をこいで職場の駐輪場に着くと、ものすごい蝉の鳴き声です。それを聞くだけで暑さが増してくる感じがします。



蝉の鳴く声はどうして暑く感じさせるのか。チコちゃん風の疑問を持って調べてみました。結論を先に書くと、

「蝉が鳴いていると暑く感じるのは、蝉が熱を放出しているから!」なんです。きちんと説明するので、必ず最後まで読んでください。

蝉が鳴く理由には色々な説があるようですが、1つは求愛行動です。鳴いているのはオスで、メスを呼ぶために鳴いています。

大きな声で鳴くほどたくましい蝉だとメスに認められます。そのために他の蝉よりも大きく鳴こうとするわけです。

ところが大きな鳴き声を出すためにはかなりのエネルギーを使います。エネルギーを使うと当然熱を発生します。一匹だけならたいしたことはないのですが、鳴き声のうるささからも分かるように大群で鳴いています。そのために一匹だけなら僅かであってもそれがまとまるとかなりの熱量になります。

実際に蝉が鳴くことでどれだけ温度が違うかを調べた研究がありました。蝉が鳴いていない時間と蝉が鳴き始めて1時間経過してからの温度の比較です。もちろん同日での比較です。

蝉が鳴き始めると予想される1時間前から5分おきに鳴き声の音量と気温を計測し、全く鳴いてない最後の計測時の温度を鳴いていない時間の温度とします。

次に音量のデータから一斉に鳴き始めたと判断できる時刻から1時間経過した時点の温度を求めます。それを毎日続けて平均を求めます。

測定場所は直射日光の影響を受けないように、幹を中心に太陽の反対側で幹から50センチ離れた位置で、一番下の枝の上部に計測機器を設置しています。

より正確にデータを得るために、天候が不安定な日のデータは除外した温度差の平均を求めています。

その結果は、何と2.7度も違うというのです。この温度差を皆さんはどう感じますか。

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ここまで読んでどう思いましたか。

これはおじさんの作り話です。蝉の鳴き声を聞いて余計暑くなるように感じたことから思いついた話です。全て根拠のない話だと思ってください。

まず出典に全く触れていないのは、信用できませんね。ただし、架空の研究者の名前が書かれることもあるだろうから、その存在と引用の正確さを調べることは必要でしょう。今の時代ならすぐに調べられるのですから。

温度の調査方法もきちんとしていると思われるようにもっともらしく書きました。「何と2.7度も違う」というのも適当な数値です。午前中であれば、蝉の鳴き声にかかわらず、1時間の経過で気温は変化しますよね。

「何と2.7度も違う」の文字の強調方法をうまくすれば、もっと効果的だったかも知れません。他にも突っ込みどころがあります。

おじさんはすぐに白状しましたが、例えば1週間後に事実を書くような記事の場合、真実を読む前に信じ込む人がいるかも知れません。

また真実に行き着く前に読むのを止めても同じことになります。インターネット上に書かれていることは鵜呑みにせず、正しさを判断することが重要です。

また例え冗談であっても、それが誤解を与えないような書き方にも気をつけないといけませんね。


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