2019年12月29日
この「つぶやき」は10月の分です。
今日はワイシャツの話です。おじさんの若い頃にはロングカラーが流行っていました。シャツの一番上のボタンから襟のとがった部分までが通常より長いものです。
このシャツの襟をジャケットの襟の上に重ねて着ている写真があります。勤め始めた頃ですので、当時の若者という雰囲気です。おじさんにもこんな頃があったのです。このような着こなしがすぐに思い浮かぶのが尾崎紀世彦ですね。
逆にワイドカラーもあります。これは昔から好きではなかったですね。今でもそうなのですが、なぜか持ってます。おばさんが首回りと袖の長さはきちんと調べて買ってくれるのですが、襟はワイドだったのです。今年もある店に行くと、ワイドばかりでレギュラーがないのです。
ジャケットの襟幅やネクタイの幅も広くなったり狭くなったりと流行は繰り返しているので仕方ないかもしれませんがレギュラーがないのは許せません。
最近はワイドが流行かと思っていたら極端にワイドな襟をよく見かけようになりました。襟先がほぼ水平なことからホリゾンタルカラーと呼ばれるそうです(ワイシャツの百科事典で色々な襟が説明されています)。
NHKのアナウンサーがよく着ていますが、これが全然格好良くなくて、見る度にゲンナリします。その原因はネクタイにあると思います。ネクタイの結び目以外の部分が見えています。そしてそれがとても不細工なのです。
ウイングカラー(燕尾服やタキシードの時などに着られるシャツの襟、立ち襟とも)の場合は、当然結び目以外が見えるのですが、それを意識して着こなしていると思います。ところが先のアナウンサーなどは、その部分が見えていると思わずに、無造作にネクタイを結んでいるとしか思えないのです。
ホリゾンタルカラーの場合のネクタイは大きめの結び方がいいようです。大きめに結ぶと結び目以外の部分は折り返している部分に隠れそうです。逆に小さめの結びだとどうしても他の部分が見えてしまうでしょう。加えて、きちっと締めていないとだらしなく見えてしまいます。
流行を追うなとは言いませんが、きちんと追うべきではないでしょうか。ホリゾンタルカラーが流行だからそのシャツを着たいと思う。その時に、ホリゾンタルカラーの良さを活かすためにはどんなネクタイを選ぶか、結び方はどうするか、またどのような場面にふさわしいかなどを考えることが必要だと感じるのはおじさんだけでしょうか。
「おじさんとおばさんのつぶやき」
「つぶやき」の目次
「家を建てるなら」の目次