おじさんとおばさんのつぶやき出張所

2002年から「おじさんとおばさんのつぶやき」というHPで書いていた記事をこちらのブログで書いていきます。

北の窓には庇を縦に付けるという、おかしな発想

2017年08月31日 18時44分23秒 | 家を建てるなら
2017年8月31日


東や西に窓があると太陽の光が部屋いっぱいに差し込んできます。冬は暖かでいいのですが夏は暑くて大変ですね。、西の窓に日よけのための布などをぶら下げている家も見かけます。今回は 日よけについてです。

設計の時に日よけについても考えました。東西の窓ではなく、北側の窓です。家を建てる前に住んでいたアパートは南側と北側だけに窓がありました。その北側の窓が暑いと思ったのです。

家の向きを、南の窓に注目して考えると、正確に南に向いている家は少ないのではないでしょうか。土地の条件によって東寄りであったり西寄りであったりするでしょう。ここではは多少のずれは無視をして、大ざっぱに考えます

日の当たる時間は南側の方がずっと長いのに北側の窓が気になった理由を考えます。夏は日の出が早いですね。そして東よりも北に寄った方向から出てきます。東北東ぐらいの方向に山や建物がないと日の出とともに日が当たります。その時間帯は太陽の高度が低いので庇(ひさし)があったとしても役に立ちません。窓全面に日が当たります。夕方も向きは逆になりますが、同じ状況です。

それでおじさんは考えました。いつもの通り、普通の人は考えないような変なことです。

庇を縦に付けたらどうかと考えたのです。朝日であれば窓の東側に付けます。上下の長さは窓の上下と同じか少し長いくらい。壁から突き出る長さは必要最小限の長さにします。



西日にも対応するなら窓の西側にも付けます。窓が広い場合は窓の中央にも付けるようにすると、壁から突き出る長さは短くなります。

この案にはいくつか問題点が考えられます。まずは強風への対応です台風が来ても飛ばされないような工夫が必要です。外観も問題になるかもしれませんが、外からのことは、おじさんはあまり気になりません。それよりも中から窓の外を眺めたときにうっとうしいと思うでしょう。そして日よけの必要のない冬場にも付いたままだということです。

その問題を克服するためにさらに考えました。強風対策としては一枚の板状ではなく、細い板状のものを斜めにして隙間ができるように間隔をとって並べる、つまりルーバー窓をある程度開いた状態にすることも考えました。これなら風通しも良くなって、うっとうしさも少なくなると思ったのです。

もっと理想を言えば、ブラインドのような仕組みにします。そうすると不要なときは壁側にたためます。特注になるだろうから費用はかかるでしょうが、これなら台風が来ても大丈夫でしょう。また時期によって角度を変えることもできます。

設計士には相手にされませんでした。おじさんも変な発想だとの自覚があったので、この案はボツになったのです。

でも夏場になると縦の庇があったらなと、いつも思います。

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