2017年8月15日
自動販売機でペットボトルのお茶を買いました。500円硬貨を入れて130円のお茶を買ったので370円残ります。返却レバーを押してお釣りを取りました。
翌日は水を買いました。普段はあまり自動販売機を使わないのですが、コンクールの手伝いをしていたので、楽屋通路にある同じ自動販売機で買ったのです。
今度は100円硬貨と50円硬貨を入れて、130円の水のボタンを押すとお釣りも同時に出てきました。今度は返却レバーを押していません。
何も考えなければ気がつかないようなことですが、閃くことがありました。一週間後に小学校の先生を対象にした「プログラミングを体験しよう」という講座の講師を務めることになっていたからです。
2020年度から小学校でプログラミング教育が始まる予定です。教師の長時間勤務が問題になっているのに、小学校では英語教育が始まり、道徳が教科になり、さらにプログラミング教育です。
ほとんどの教師はプログラミングがどんなものかも知らないと思います。教師に限らず、仕事でパソコンを使っている人でも同じでしょう。それでプログラミングとはどんなものか、その入り口を体験してもらおうという講座です。
小学校ではプログラミングの技術を教えるのではなく、プログラミングの考え方を活かすことが目的のようです。また身近な生活でどのようにプログラムが使われているかに気がつくことも求められます。
自動販売機で品物選択のボタンを押したらお釣りも出てくるのは、返却レバーを押す手間を省いてくれます。たった一手間ですが、楽になります。でも続けて買いたいときは出てきたお釣りから必要な金額をまた投入しないと行けません。これは手間だし、無駄な作業です。
お釣りがいくらあるか計算して、お釣りで買える品物があれば勝手には返却しない。
続けて買い物をしたらもう一度今の判断をする。
お釣りで買える品物がなくなればその時点でお釣りを返却する。
言葉で書いていますがこれもプログラムです。あとはコンピューターが理解できるように書き換えるだけです。
簡単なプログラムですが実際には、買える品物は自動販売機にセットされている品物で判断するのか、「売り切れ」を除いた品物で判断するのかも考えないといけません。
とてもいいネタになると思ったのに、講座当日は予定通り進まなくて話すのを忘れていました。しっかりプログラムしておかなければいけませんね。
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