「私、コンビニのおでん大好き、おいしいわ」
「えーうそ、コンビニのおでんがおいしいなんて、おかしいわ、本当においしいおでん食べたことないのんと違う?」昔、勤めていた女の子との昔の会話。
あるテレビ番組で有名な俳優が、「今、コンビニで買い物をするのにはまっているんだ、本当に何でもあるね、これって思うのがおでん、しらたきに厚揚げ--これはいける旨い」と絶賛していた。テレビ番組だと思って、ゴマすってるんと違うの。おでんと言うのはね大根一つとっても手間暇掛けるんだ、出し作りもどんなのか知っているのか、コンビニのはマニュアルに沿って作っているだけだし、色んな添加物が入っている、だめだめ、ずーと思っていた。
9月の日曜日、マンションの隣にあるコンビニで競馬新聞を買おう
と思って入ったら(出しが変わって一段とおいしくなった、期間限定一律価格で奉仕)の張り紙が目が留まった。「おいしいよ、買ってよ」と店長が言う。「私、おいしいおでん知っているの、コンビニのおでんはいや」「本当においしいから」押し問答の末、5つくらい買った。競馬の中継を見ながらビールを飲みながら、ながらながらで食べてみた。旨い、おいしいやーん、出しもいいやーん、いけるやーん、いっぺんにみんな食べた。もっと買えば良かった。食べず嫌いというか偏見というかごめん。それからの私はコンビニのおでんにはまり、色んなコンビニの味比べを始めた。
1.コンビニ店--何か大根が煮込みすぎ形も崩れかけている。出しも濃うそう。案の定、舌にまずい出しが残り食べられない。捨ててしまった。
2.違うコンビニ店--まあまあ、旨い、こんなものね。でも、隣のコンビニには負けるかな。どうしてまずいコンビニ店があったか調べなくては、同じチェーン店の別の店に行ってみた。大根が熟れすぎていない。大根にちくわにコンニャクにといくつか買って食べてみたが食べられる。まずいと思った店はおでんが売れなく、炊きすぎていたのかも知れない。売れ筋の店で買わなくては---?まあ、その時の体調や舌がおかしかったのかも知れないけれど--
たかが、おでんと言う無かれ、されど、おでん