リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

おでん物語

2008-03-07 21:34:49 | Weblog
「阪神電車の福島に用事があるので、近くのおでん屋に行こうと思うんだけど、行かない?」義姉からの電話で「良いけど、福島のおでんより玉造のおでんにしよう」と変更させる。確かに去年、義姉と一緒に福島区にある有名なおでん屋に行った。お出しが何とも言えないくらいおいしいし、ネタも豊富。リリオーは鯨が好きだから、さえずり、コロを食べ、他にもいっぱい食べて飲んだ。義姉が払った代金は?たかが、おでん、されど、おでんの値段であった。さえずり、コロが高かったのかな。でも、新地の中には、おでんコース1万円以上、飲んで1万5千円なんて店があるんだから、驚くことはないかも。人のおごりだったし。
まあ、今日はリリオーの好きな店、玉造のおでん屋「きくや」さんに兄も交えて3人で行く。昔から行っているが、昼のご飯時だけ、土、日が休みなので夜は仕事があって行けなかった。今は、夜が行けるので嬉しい。何故なら昼と夜のメニューが少し違うから。夜は大好きなコロや春菊のベーコン巻きなど豊富なんだ。コロも大きいぞ。それでいて600円。安い。
コロはおいしいね。でも、子供の時は嫌いだった。家で作る関東煮にはコロばかり入っていた。「お母ちゃん、コロ嫌い、口の中でモグモグして食べにくい、臭いし、いやや、入れんといて」と言った。「何言うてるのん、何でも食べなあかん」と怒られたっけ。
兄は子供の時に食べた固い鯨、モグモグのコロの思い出からか今でも食べない。そう、トウモロコシもおからも食べない。子供の時のいやな思い出があるらしい。
リリオーなんか、自在、臨機応変、直ぐに馴染む所有り、子供の時食べられなかったものでも、大人になって口にしておいしいと思えば食べる。鯨にしてもトウモロコシにしても鳥にしてもだ。
「そんなに固い、切り返しが出来ない頭しているから長いサラリーマン生活で出世出来ずに終わったんやろう」と言うと「アホか、俺も最後は部長になったんや、お袋に言うと飛び上がって喜んだ、俺の一番の親孝行やったな」とコンニャクを噛みながら懐かしそうに言う。「そんなに、ビックリさせるから、お母ちゃん脳梗塞になったんと違うか、親不孝やで」口の減らないリリオーは兄に向かって、ため口を言うと「家系や、俺のせいと違う」
そうかも知れない。お婆ちゃんの時は中風、父の時は脳溢血、母の時は脳梗塞と言われた。
みんな同じ様なものだ、家系かも知れない。
まあ、色んな思い出話でほんわか湯気が立ち上る、おでん屋で兄妹義姉は仲良く、安くておいしい、大根や厚揚げ、梅焼きなどを、ほおばったのです。ただ、2人はアルコールは飲めず、リリオーのみ、「カンピンお変わり頂戴」を3回。この店のアルミ酒たんぽは、賞味1合、いやそれ以上のサービスがあるの。嬉しいね。満足。
今日も酔っぱらうのでありました。