リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

卒業証書

2009-03-18 20:57:03 | Weblog

兄の家に行ったら、息子の嫁から電話が掛かってきた。
「今日は子供の卒業式で」と卒業式の模様を話している。嬉しそうに聞いている義姉。幸せな家庭のひとこまだ。
リリオーは傍で聴きながら何日か前の夕刊を思い出した。
癌のため入学式の日しか中学校に登校できず、その3カ月後の06年に亡くなったT君に中学校の卒業証書が送られることになった。
T君は小学5年だった05年に癌を発病し同年6月に16時間、5カ月後に20時間に及ぶ2度の大手術をした。「学校に行きたい」が口癖だったという。そして明くる年の4月に入院先の外泊許可を得て中学校の入学式に出席した。しかしそれが唯一の出席日となった。
その新聞を読んで涙が止まらなかった。
今日の嫁と姑の楽しそうな会話をどう受け止めて良いのか、確かにリリオーも兄夫婦の孫は可愛いし無事小学校を卒業すること素直に嬉しい。でも、小さな体に大きな手術をして元気になることを祈っていたのに亡くなってしまう子供がいる。悲しい、無念。
癌よ、飛んでいけ・・・・
その子供のお母さんは、同級生を前に子供がどんなに生き続けたかったか、学校で皆と過ごしたかったか切々と語った。
「普段、死ねとか消えろとか口に出すことがあるかもしれないが、これからは言わんといて、おばちゃんからのお願いや」と。
そうね、死ねとか消えろとかウザイ、キモイなど、言っちゃいけないよ。生きる大切さを感じなくては・・・
兄夫婦の孫も4月に中学校の入学式を迎える。無事、入学、卒業を繰り返し元気な社会人になってほしいと願う。それまでリリオーは???・・・・生きる大切さを感じて頑張らなくては・・・そう100才までね。