たかが○○されど○○という言葉は良く使われる。
たかがラーメン、されど・・・ひと味あそこのラーメンは違うね。たかが酒・・・されど・・・あの酒の味は・・・等々言うことがある。
それを感じたお菓子が一つ。
先日、女の子達が喜ぶお菓子は何かと考え思い浮かんだのは阪神百貨店のお菓子売り場。毎日大行列だ。それだけ並ぶならどれだけおいしいのか解る・・・でもそんなに並んでまで買いたくないわと思っていた。しかし、が・・・喜んでもらうために列んで買うぞと意気込んで出かけた。確か、2~3年前までは隣のバームクーヘンの店に列んで買っていた。でも、今年はちょっぴり浮気、ごめんね。しかし、本当は何のお菓子か知らずに列んだのだ。列んでいる内に「今日は1時間くらいで買えそう、この前は2時間も列んだのよ」「本当においしいんだから」等々、客達の声が入ってくる。その内に製造過程がテレビのモニターに映し出されているのに気づく。フランスパンで作られたラスクとある。勿論それだけではない、クッキーやマドレーヌ、ショコラなど色々あるが、リリオーにすれば昔から知っているあのラスクかと言う感じになった。子供の頃、近くのパン屋さんへ良く買いにいった。食パンの耳を油で揚げ、そう砂糖がまぶして?あったかな。揚げたてでおいしくおやつにピッタシだった。母は、「パンの捨てる耳を揚げたんなんか食べておいしいいんか」と言っていたがリリオーは大好きだった。
それから何十年食べていなかったが、列んでまで食べるおやつになっていたとは、驚きだ。いや、驚くことではないかも。創業100有余年の会社とあるから。
「王様と王女様のおやつをお届けします」とキャッチフレーズが・・・
それに、当時は先ほども書いたように油で揚げていたと思うのだが、このラスクは大きな大きなオーブンで焼いているのだ。卵白やシナモンパウダーなども入って・・・。君も(ラスク君)偉くなったなとビックリと感激が一つになった感じで。お客様用と自分用にも買ってみた。
うーん、おいしいね。でも昔の面影はない。当たり前だ。
今はフランスパンを使いオーブンで焼く。昔は普通の食パンの耳を揚げただけなんだから。
たかがラスク・・・されどラスク・・・か。
母からこづかいをもらって、もう出来てる時間や買いに行こうと弟と走って買いに行ったラスクがなつかしく思い出された・・・おいしかったことも!
上等のラスクを食べて昔を思い出したリリオーであった。
ありがとう!又、列んで買いに行くよ。おいしかったからね。