おうみ進学プラザ 先生ブログ

先生たちがリレー形式でブログを作成。
どの先生が登場するかはお楽しみ。

立春の卵!大切な思い込みと大切でない思い込み。

2014年02月05日 | 日記

真野教室から川合です。県内私立の入試が行われた朝は、節分にしてはずいぶん暖かく、穏やかな入試応援となりました。ところが翌日は一転、冷え込んで、夜からは雪に変わりました。
さて立春。春がスタートを切りました。この日は恒例「立春の卵立て」を行いました。中谷宇吉郎氏の著作でも有名ですが、「立春には生卵が立つ」、という言い伝えと、「実はいつでも立つのだ」という事実と、その理くつを、生徒たちに体感してもらいました。はじめのチャレンジャーは5人の5年生。全員無事に立てることに成功しました。対して中3生は、大勢いるのに5人しか立てられませんでした。授業とその後の特訓との合間に挑んでもらったので、疲れていたのかもしれませんが、「絶対立つものなんだ」という暗示に対して、5年生は素直であり、中3生は懐疑的であるように感じました。でも、何かを成し遂げようと思ったら、それが必ず達成できると信じ込むことは大切ですよね。ほら、中3受験生諸君、人事を尽くしたあとは、「勝つ」という思い込みだよ!
注:生卵が立つことは、理科の「重心」と、数学の「平面の決定条件」の問題であり、暗示によるものではありません。



2枚目の写真は、金柑(きんかん)を捧げ持つ佐藤先生です。金柑はビタミン豊富で、風邪予防などに良いですよ。私も学生時代は、冬場には毎日6個ずつ食べ続けて、3年間風邪とは無縁でした。これは事実ですが、真実かどうかは分かりませんよ。言っている意味が分かりますか?3年間、11月から2月にかけて、毎日6個の金柑を食べていたのは事実です。そして風邪を一度もひかなかったことも事実です。しかし、体調を維持できたのは他の要因かもしれませんよね。同様に毎日食べ続けていた黒ごまのおかげであったかもしれないし、その食べ合わせの効果かもしれない。また、毎日の筋力トレーニングやランニングのせいであったかもしれない。そうそう緑茶は毎日1リットルは飲んでいました。ともかく、列挙した中の、どの要素が風邪予防に効果的だったのか、あるいはその総合力なのか、犯人?は特定できません。きちんとした分析をしていないことは信じてはいけません。受験生諸君、いや生徒諸君。何が大切で、何が大切でないか、ちゃんと見きわめようぞ。公民でも習った怪しいセールスにひっかかったりしないように。
さぁ、金柑でも食べようっと…。


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