真野教室から川合です。
この季節になると、毎年うれしがってドングリ拾いに行きます。近江神宮に行くことが多いのですが、子どもよりも夢中になっている自分に気づきます。黙々と食料を集める縄文人の気分です。ドングリとひとくくりにしてしまいますが、実際はいろいろな種類に分かれますね。丸々と太って豪華なクヌギや、あく抜きをしなくても食べられるシイなど、魅力的なキャラクターがそろっています。ほとんどの種類が帽子をかぶったスタイルですが、シイだけは上着にくるまれたような形をしているので、すぐにわかります。今年はまだ出かけていませんが、ライバルたちはもう動き出しているはず。ライバルとは、ニホンザルと幼稚園児です。大津市湖西に生息するニホンザルの群れは5つ、その最も南にいるE群が近江神宮周辺で出会うサルたちです。彼らにとっては貴重な食料、人間に奪われてはなりません。でもサルたちにとって最大の脅威は、やはり幼稚園児です。あちこちの幼稚園がドングリ拾いに出かけますね。近江神宮はドングリ拾いのメッカです。彼らが去った後に残されるものは少しだけ。あとは、樹上に残っている分になります。さあ、ドングリをめぐる仁義なき戦いが始まります。勝ち残るのはだれか?!
さて冒頭の写真ですが、教室の隣のお弁当屋さんから、から煎りしたシイの実を分けて頂きました。早速スタッフ一同で味わっています。栗の風味をぐっとおさえたような、控えめな味わいですがおいしいですよ。そして、その隣にはドングリゴマ、逆さごまとも呼ばれるように、回すとすぐに逆立ちするものです。このドングリゴマ、遊んでみると中3理科の勉強になりますよ。回転させると、普通の姿勢では回転スピードが速いのですが、逆立ちしたらスピードがぐっと遅くなるのです。逆立ちした結果、重心が上に上がるので、その分だけ運動エネルギーが減り、位置エネルギーに変わるからだそうです。実際にはひっくり返る動きから摩擦力が関わっているので、そう単純ではないようですが、入試は単純に考えますよね。摩擦力は無視するものとする……
ドングリ2題に続いて、教室の風景を。
星条旗に埋め尽くされた通称「アメリカの壁」の前で、確認テストに取り組む中2生たち。真剣です。この壁は先日の「オンリー・イングリッシュ」の授業で誕生したもので、次は「イギリスの壁」になる予定です。
最後は、ブブゼラ・シスターズです。最近、クリスマススコンサートの連絡などで、先生たちがブブゼラを吹いていますね。二人とも吹奏楽部で、ホルンやトロンボーンを吹いているので、音を出すのは簡単でした。音程を変えようと努力してくれましたが、唇や口の形、吹き方を工夫しても、難しかったようです。でも感想は「これ、面白い!」でしたよ。自分で音を鳴らせると楽しいですよね。さあ、12月1日はファミリーコンサート、皆さん、お楽しみに!(ブブゼラは出ません、多分…)