真野教室から川合です。
夏期講習会の期間が終わり、ひと月ほどの生徒諸君の頑張りを評価する面談を行っています。そんな夏期講習会から、今回はとくに12時間特訓を振り返ってみたいと思います。
冒頭の写真は、夕食前の授業に社長が参戦したときのものです。真野の12時間特訓には、「時計係」という、重要かつ恥ずかしい役割があり、これにあたった生徒は、たとえ授業が白熱していても、あるいは先生が怒って説教していても、どのような状況でも、予定の時刻ジャストに立ち上がり、食事であることを告げなければなりません。しかもそれは、本人の精一杯のパフォーマンスを伴わなければなりません。その大変緊張する場面に、よりによって社長の登場となってしまいました。ピンクのシャツを着た生徒が今回の時計係です。黒板の前では、社長が受験生の心構えを語ってくれています。いい話です。本人は振り返って「どうしましょう?」とためらっています。「かまわん、行け!」と後押しすると、その後はまったく迷いが消えたようで、18:00に敢然と立ち上がり、「みんな、夕食や!」と吠えてくれました。(社長、失礼致しました。)
社長もピンクの生徒も野球少年ですが(でしたが)、今回は生徒の気迫が勝り、みんな夕食にありつくことになりました。ちなみに時計係は、見事任務を果たし、みんなの喝采を浴びると、豪華な賞品がもらえます。春までまったく困らないほどの文房具のセットです。でかした!
初めの訓示です。時計係を選ぶのもこの時です。
恒例「顕微鏡リレー」です。筒の中には様々なプランクトンの絵が貼り付けてあり。号令に合わせて順に手渡しをしていきながら手元にプランクトンの名前を記録していきます。短時間で、しかもダミーが混じっているので、生徒たちは動揺しながら切り抜けていきます。
これは12時間特訓の目玉「英語長文速読訓練」です。午前・午後と2セットをこなす特訓のヤマです。
上の3枚は「斉唱合戦」です。まず各チーム、打ち合わせを行って理科社会の重要語句を一つ選び、音節に分解します。横一列に並んだ後、一人一音を分担して一斉に発声し、相手チームに解読させる、という団体戦です。中学がちがってもコミュニケーションをとれるようになるので、団体戦は重要です。今年は例年になく各チームが苦戦していましたね。
これは「勘合」の一場面です。教室中に展開した札は、理社の重要語句を縦に2分割したものです。これらの中から、自分が手に取った札の「片割れ」を探し出して組み合わせ、提出するという種目で、これも相棒をさがして声を掛け合い、白熱するので、コミュニケーションを取って、仲良くなっていく様子が面白いです。
最後の2枚は、12時間特訓の最後を締めくくる「手締め」の場面です。今回、ご紹介したのはほんの一部にすぎませんが、12時間特訓は、生徒同士や生徒と教員の距離が縮まり、勉強に対する姿勢、クラスの雰囲気などが切り替わる、大切な通過儀礼です。
生徒たちの真剣な表情、はじける笑顔、ガッツポーズやVサインは、ここには出せませんが、真野教室に来られることがあったなら、掲示してある写真を見てください。すばらしい表情ですよ!この笑顔が、合格発表の日にも見られるように、私たちスタッフはベストを尽くします。