真野教室から川合です。
前回につづいて映画「ゴジラ」から。上の題名に奇妙なフレーズを載せましたが、ゴジラの中で違和感をぬぐえなかったのが、この「ジャンジラ市」です。ゴジラに襲われる町です。こんな名前で、日本の町なんですねえ。しかも富士山が望める風光明媚な町でございます。「ゴジラ」という名前を使っているぐらいだから、「~ジラ」という音はOKだと、ハリウッドは考えたのでしょうか。残念ながら「ジャン」も「ジラ」も日本語としては不合格ですね。どう聞いても外国の地名です。
ということで、せっかくだから以前笑ってしまったハリウッド製の日本人名をご紹介致しましょう!
ヤカモトさん → 「やかもち」ではないんですね。本当にありそうで無さそうな、ファウルラインギリギリをついてます。
トコラモさん → これはだめでしょう。絶対いないと断言できます。「~らも」って、漢字でどう書くのだろう?
この人たちのことは毎年生徒にも紹介しますが、必ず笑いが起こるので、子どもたちにとっても違和感があるということでしょう。
こうやって、ケチを付けていると、日本の作品も外国人名がかなりいい加減だと思い当たります。いやいや、ちゃんと勉強しないと、失礼ですね。
ところで、冒頭の写真はたまたま古本屋で見つけた戦前の参考書です。どうやら教科書ガイドのようです。中身は大変興味深いものですよ。地形図があれば、ほとんど田んぼばかり。算数の文章問題はAさん、Bさんの2人ではなく、「甲、乙2名」で、内容は今よりかなり上です。球の体積や慣性の法則が5年生で登場していてびっくり!
見た目はいかついのですが、説明はストレートで単純、分かりやすいです。こんなもので勉強していたんだな、でもこりゃあ実力はつくかもしれんぞと大変感心しました。