おうみ進学プラザ 先生ブログ

先生たちがリレー形式でブログを作成。
どの先生が登場するかはお楽しみ。

虫との戦いと粟津の晴嵐

2021年10月14日 | 日記

栗東教室から樋口です。

緊急事態宣言が解除され、滋賀県内のコロナの感染者数も激減。コロナも、もうそろそろ収まる頃な(コロナ)と、ダジャレをいう余裕も出てきましたが、教室では引き続きコロナ感染対策を続行中。マスク&換気で、安全・安心な環境で勉強していただきます。でも、ここ1週間ほど虫が発生して困っています。特に、カメムシはやっかいな虫で、教室に1匹いると生徒諸君は勉強に集中できないもよう。網戸はしめていますが、一体どこから入ってくるのやら。カメムシを見つけたときは、生徒諸君に気づかれないようにそっと確保して教室の外へ。ムシ対策とコロナ対策の両方をやりきるおうみの秋。

さて、近江八景ランニングも3か所目。今回は「粟津の晴嵐」。初めて「粟津の晴嵐」という言葉をきいたとき、「晴嵐ってなんじゃ?」と疑問に思った人、多いはず。もともと、「近江八景」とは、 中国の「瀟湘八景」になぞらえて、琵琶湖の南部から8箇所の名所を選んだもの。中国の「瀟湘(しょうしょう)」は古くから風光明媚(ふうこうめいび)な水郷地帯として知られるているようです。その「瀟湘八景」の「山市晴嵐」に対応するのが「粟津の晴嵐」です。「晴嵐」とは「晴れた日に山風が吹き渡る情景のこと」で、中国の「山市晴嵐」の情景からも考えると、晴れた日に琵琶湖にかかったカスミが山からの風で払われて美しい松並木が現れた情景、それが「粟津の晴嵐」。安藤広重の絵には、松並木沿いを歩く旅人の姿を描いていることから、京都から瀬田から膳所へと向かう旅人の目を和ませていたのでしょう。

ところでランニングですが、「晴嵐」は「青嵐」とも書くそうで、「青嵐」は「強い風」を意味します。そういや、この辺りを走っていると、向かい風になること多し。ランナーにとってはやっかいな風なのです。

 

          

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