条例改正へ意見募る
アロチ客引き 警官動員6時間 逮捕わずか1人
和歌山市の繁華街アロチ地区で、客引き目的でたむろし、しつこく声をかける黒服姿の男たちへの苦情が相次いでいる。「異様な雰囲気で近寄りがたい」といった客や飲食店経営者らからの声を受け、県警は今月、一斉取り締まりを行い、男1人を風営法違反容疑で逮捕した。しかし、同法や県迷惑防止条例では、前に立ちふさがるなどの執拗(しつよう)な客引き行為しか規制しておらず、なかなか摘発に至らないのが現状。県警は、性風俗店への入店呼びかけやビラ配りなどを規制する迷惑防止条例の一部改正を検討し、県民からの意見を募っている。
今月17日夜、県警生活環境課や和歌山東署などの
警察官!★※【約60人】が同地区で一斉取り締まりを実施。
通行人に「85分5000円でどうですか」などとしつこく入店をもちかけた有田市の飲食店長の男(25)を風営法違反(客引き行為)容疑で現行犯逮捕した。
県警が一斉取り締まりに踏み切ったのは、「客引き行為をなんとかしてほしい」という地元からの強い要望だった。
同地区で飲食店を経営する男性(41)は「週末になると特に騒がしく、客足が遠のいてしまう」と不満を漏らす。
同様の客引きへの苦情は、田辺市の繁華街「味光路」地区でも頻発しているという。
だが、警察官を!★※【大量動員】し、!★※【6時間】にわたって行った取り締まりで逮捕できたのは1人だけ。
同法や県迷惑防止条例で客引き行為を摘発できるのは、
1:つきまとったり、2:身体や服をつかんだりといった行為に限られ、
取り締まりに気づくと、男たちはしつこい客引きをやめ、摘発に至らないという。
このため、県警生活安全企画課は、性風俗店への客引きは
【執拗でなくても禁止し、】 性的なビラやパンフレットの配布も
規制するなどの同条例改正案をまとめて公表。
住民意見を聞くため、10月末までパブリックコメントを募集している。
意見提出用紙は、各警察署や県庁や県警の情報公開コーナーに置かれているほか、
県警ホームページ(http://www.police.pref.wakayama.lg.jp/)からダウンロードできる。問い合わせは同課(073・423・0110)。2011年10月23日 読売新聞)
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