総合診療医 ドクターG選「熱が下がらない」
2012年5月31日(木) NHK 16時05分~16時50分
ロック歌手を目指し、アルバイトに励んでいた23歳の女性。
熱が下がらず、とうとうステージ上で倒れてしまった。
洛和会音羽病院・酒見英太、野際陽子、金子貴俊
総合診療医・ドクターGが、実際に解決へ導いた症例を再現ドラマで出題。
全国から選ばれた若手の医師たちが病名当てに挑戦する。今回は「熱が下がらない」と訴える23歳の女性。 ロック歌手を目指しアルバイトに励んでいたが、突然高熱が…。
出演者 ドクターG:酒見英太(洛和会音羽病院)、ゲスト:野際陽子、金子貴俊
:鳩⇒陽性反応出る前に抗真菌薬処方!★(クリプトコッカス髄膜炎⇒腰椎穿刺)
:脊髄⇒結核等免疫力低下⇒再発⇒ヘルペス⇒だから脊髄に隠れてる元凶を探る事が難病・奇病探査!
:医者⇒検査技師の下請け⇒血液検査レントゲン⇒陽性反応無ければ⇒立ち往生!トホホ!:「6年間に及ぶ医療関係者の無気力相撲 」
検査項目レファレンス/総合検査案内
免疫学的検査/感染症抗体検査
オーム病クラミジア(クラミジア シッタシ) [0259-1]
検体・容器 血清 0.2mL ポリスピッツ
冷蔵 備考 総合検査案内参照(*CF)
*CF(補体結合反応):補体結合反応におきましては抗補体作用がみられ,測定不能になる場合がありますので,抗凝固剤を入れずに採血して速やかに血清分離し凍結保存してください。(髄液の測定も可能です 検体量 各0.4mL(凍結) 基準値 1倍未満 出発希釈 1倍)出発希釈 4倍 検査方法: CF 基準値: 4未満(倍) 所要日数: 3~5
実施料: 79点 判断料: 免疫学的検査判断料144点 区分: D012(11ネ)
レセプト名: ウイルス抗体価(半定量)★(オーム病クラミジア)
臨床意義
クラミジアは従来Chlamydia trachomatisとC.psittaciの1属2種とされていたが,1989年にC.pneumoniaeが,また,1992年に反芻獣のクラミジアをC.pecorumとすることが提唱され,現在では1属4種となっている。
オウム病はC.psittaciによって起こる疾患で,鳥類ではオウム類,インコ,カナリアなどの愛玩鳥をはじめ,ハト,スズメ,カモメなどの野鳥,アヒル,シチメンチョウなど各種の感染鳥類からの直接接触,および鳥の排泄物や羽毛の中の菌の吸入により感染し,間質性肺炎を起こす。潜伏期間は7~14日で,悪寒,発熱,咽頭痛,倦怠感,頭痛を伴い発病する。インフルエンザ,マイコプラズマによる異型肺炎との鑑別診断が必要である。熱は39~40℃に達することもあり、高熱の割に徐脈,肺炎を合併,乾性咳嗽,多呼吸および呼吸障害,ときにバラ色の小発疹,心筋障害も合併する。X腺で浸潤陰影が認められるのが特徴とされている。
血清学的診断は急性期と回復期の血清を用いて同時測定し,急性期と回復期の抗体価が4倍以上を有意上昇と認め感染の有無を判断する。また免疫グロブリン別にFA法では測定が可能である。
異常値を示す病態・疾患 心内外膜炎、心筋炎、異型肺炎、間質性肺炎
参考文献
北村 元仕 他:臨床検査マニュアル (文光堂) 880~886 1988
金沢 裕:臨床と微生物 18-6-729~738 1991
関連項目 ★ クラミジア★シッタシIgG、 クラミジア★シッタシIgM
【アスペルギルス症】(英: aspergillosis)とはアスペルギルス属の真菌を原因とする種々の真菌症疾病の総称で胞子の吸入と体内での増殖が原因の日和見感染症。アスペルギルス属の胞子は環境中に広く存在することから、ほとんどのヒトが毎日吸入しており、免疫に障害のあるヒトや家畜ではアスペルギルス症に進行する事がある。一般的な原因菌はアスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)であるが、 A.flavus やA. nigerでも発生することがある。発症には、原因菌により生産されるマイコトキシンの一種のグリオトキシンが関与していると考えられる[1]。
:備忘録:::体験談:自己責任服用(ラミシール⇒フルコナゾール⇒アムホテリシンB⇒イトリゾール⇒パルス療法)
検索:::ファイザー ブイフェンド DDS
:結論:【抗真菌薬⇒ビタミンD2阻害⇒カルシューム不足⇒歯溶解!⇒予防処置⇒優秀医療側⇒不作為!】
:「肺上部以前は痛んだが⇒抗真菌薬服用後⇒全く痛ま無く成った」薬は偉大!
:⇔「自己責任処方箋薬⇒抗真菌薬⇒輸入服用⇒私の躰の実体験から⇒導き出された⇒医学論文です」「否定希求!」
治療 [編集]アスペルギルス症の★疑いがある場合には、
★【確定診断】を★待たず抗真菌薬や、ポリエン系抗生物質を★投与する。病変部位が局所的な場合には、外科手術。
原因菌は病院内では観葉植物(鉢内の堆肥や土)、生花やドライフラワーの表面、花瓶の水、エアコンまたはヒーターの吹出し口、浮遊粉塵などから高頻度で検出する。特に、病院改築の際の空気中に増加することが報告されている。
ヒト臨床所見 [編集]最も一般的な型はアレルギー性気管支肺アスペルギルス症、アスペルギルス腫、侵入性アスペルギルス症である。免疫力が低下している際に起こりやすいことから症状の進行は速く、全身に感染するため症状は多岐に渡る。治療が遅れた場合の致死性は高い。
呼吸器系への感染では、血性痰、喘息、肺炎、副鼻腔炎など。
血管内に進入した場合、口蓋または歯肉の潰瘍化、血栓や出血性壊死など。
皮膚感染は手術創に発生することが殆どで、急速な組織壊死を起こす。
中枢神経系感染は脳膿瘍を呈し、全身播種性感染の部分症である。副鼻腔からの直接感染は少ない。
診断 [編集]画像検査、組織病理検査(生検)、検体の染色および培養等による。
治療 [編集]アスペルギルス症の★疑いがある場合には、★【確定診断】を★待たず抗真菌薬や、
ポリエン系抗生物質を★投与する。病変部位が局所的な場合には、外科手術。
エルゴステロール出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索 エルゴステロール
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。
治療 [編集]アスペルギルス症の★疑いがある場合には、★【確定診断】を★待たず抗真菌薬や、
ポリエン系抗生物質を★投与する。病変部位が局所的な場合には、外科手術。
エルゴステロール (ergosterol) は分子式 C28H44O、分子量 396.65 のステロールの一種。
エルゴスタン骨格を持つ脂溶性物質である。カビなどの菌類においてラノステロールから生合成される。
紫外線を受けてビオステロールとなり、これを経て★エルゴカルシフェロール(ビタミン★D2)となる。
菌類の細胞★膜を構成する物質であり、動物の★細胞におけるコレステロールと★同様な働きをする。
菌類には存在★するが 動物には見られ★ないという性質は
抗真菌薬の開発に応用されている。
トリパノソーマのような原生生物の細胞膜の流動化剤 (fluidier) としても作用し、
これは東アフリカでみられるアフリカ睡眠病に対して用いられる。
:【エルゴステロール⇒★ない】「:ビタミン★D2が阻害され結果的にカルシューム不足招く」
深在性真菌症治療薬 【ブイフェンド錠】50mg/200mg、200mg静注用
「新製品紹介」にある情報は、医療関係者らを対象として発表された報道資料をもとに作成されています。個別の製品の詳細については、それぞれの発表元にご確認ください。
発売日: 2005/06/27
会社名: ファイザー株式会社
希望小売価格: 薬価収載
ブイフェンド錠50mg 1錠:1,212.10 円
ブイフェンド錠200mg 1錠:3,713.30円
ブイフェンド200mg静注用 1バイアル:12,750円
連絡先: 製品広報部 03-5309-6085
効能・効果: 下記の重症又は難治性真菌感染症
・侵襲性アスペルギルス症、肺アスペルギローマ、慢性壊死性肺アスペルギルス症
・カンジダ血症、食道カンジダ症、カンジダ腹膜炎、気管支・肺カンジダ症
・クリプトコックス髄膜炎、肺クリプトコックス症
・フサリウム症
・スケドスポリウム症
用法・用量: ・ブイフェンド錠50mg/200mg
通常、成人(体重40kg以上)にはボリコナゾールとして初日に1回300mgを1日2回、2日目以降は1回150mg又は1回200mgを1日2回食間投与する。なお、症状に応じて又は効果不十分の場合には、増量できるが、初日投与量の上限は1回400mg 1日2回、2日目以降投与量の上限は1回300mg 1日2回までとする。
また、体重40kg未満の患者には、ボリコナゾールとして初日は1回150mgを1日2回、2日目以降は1回100mgを1日2回食間投与する。なお、症状に応じて又は効果不十分の場合には2日目以降の投与量を1回150mg1日2回まで増量できる。
・ブイフェンド200mg静注用
通常、成人にはボリコナゾールとして初日は1回6mg/kgを1日2回、2日目以降は1回3mg/kg又は1回4mg/kgを1日2回点滴静注する。
URL:http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2005/2005_06_27.html
米CyDex,医薬品の溶解性・安定性を向上させる
DDS技術「Captisol」の国内展開を三菱商事と加速
国内外製薬企業の臨床開発で採用
シクロデキストリンを活用したDDS(drug delivery system)技術で実績のある米CyDex社(本社:カンザス州)は,2005年5月から三菱商事と共同で国内での事業展開を本格化,以前から行っていた無償サンプル提供と合わせ,国内製薬企業への導入を加速していく。またCyDexは,9月5~6日に開催される「JAPAN BIOTECH MEETING」への参加が決定しており,同社Chief Executive Officer(CEO)のJohn M. Siebert氏がプレゼンテーションを行う。
研究開発段階にある薬剤は,有効性や安全性,安定性などさまざまなパラメータを指標に医薬品としてのポテンシャルを検証していくが,DDS技術はその一つの切り札となる。体内に投与された医薬品は,病巣や標的部位まで必要な量,最適な速度で運搬される必要があり,医薬品の構造や組成に応じて製剤を設計していく。このとき,期待通りの有効性を発揮させるために,DDS技術を組み合わせた研究戦略が功を奏す場合があるからだ。
CyDexのDDS技術「Captisol」は,医薬品の溶解性,安定性を飛躍的に向上させる技術で,難溶性化合物や体内では安定性を維持できない化合物などへ適用されている。
図1:Captisolの構造(平均して7個の置換基を有する)
図2:生体内利用率の比較結果
化学修飾により溶解性,安定性を大幅に向上
Captisolの基盤となっているのはシクロデキストリンだ。表面は親水性,内部は疎水性となっているシクロデキストリンは,すでに食品や化粧品,医薬品分野など多方面で応用されているが,Captisolの技術的な特徴は,スルフォブチルエーテルを置換基にして修飾したシクロデキストリン誘導体(SBE-CD)を採用している点であり,これによって機能性を大幅に向上させている(図1)。
例えば,溶解性は10~25,000倍に向上しており,生体内利用率(バイオアベイラビリティ)の改善に寄与する(図2)。三菱商事先端化学品本部バイオビジネスユニットの尾崎英司氏は,「化学修飾を施すことで,溶解性と安定性が,従来のシクロデキストリンと比較して,大きく向上している。化合物だけでなく,ペプチドやたんぱく質など高分子の医薬品に対する複合体形成能も確認できており,バイオ医薬品開発においても有効なアプローチとなりえる」と説明する。利用手順も,「薬剤とSBE-CDを水溶液中で混合するだけ」(尾崎氏)と極めてシンプルなプロセスであり,「その他のDDS技術と比較してもリーズナブルな価格を設定している」(尾崎氏)点も特徴となっている。
無償サンプル提供で応用展開を強化
すでに製薬各社などへの導入が進んでいる。2005年6月に国内で発売開始されたばかりのファイザーの真菌症治療薬「Vfend(一般名:ボリコナゾール)」ではCaptisolが採用されており,開発中を含めると,その数は10薬剤以上に上る(国内2社,海外10社以上が,Captisolを適用した化合物の臨床開発を進行中)。
三菱商事は,「私たちが提供している創薬支援技術の一つにCaptisolを加え,国内での需要を喚起していく。製薬各社へのチャネルを活用し,営業を展開していく」(尾崎氏)考えで,SBE-CDの無償サンプル提供(20g)を中心にCaptisolの応用展開を強化していく方針だ。製薬企業を主なサンプル提供先と想定しており,Captisolの優位性を確認するためにも,「まずは無償サンプルで実際に試験して効果を実感してもらうことが重要」(尾崎氏)としている。
*三菱商事での取り扱いは2008年春で終了しました。
記事要点掲載先:日経BP.JP,日経BP知財Awareness,バイオヘルスビジネスフォーラム