石井紘基刺殺事件。会計検査院という名前がニュースに上がるたびに、石井紘基氏を思い出す。
「私は会計検査院の族議員になる」と宣言し、利権とは無縁のこの機関を揺さぶりながら、徹底的な調査を続けた。
2002年10月25日の朝、自宅駐車場で左胸を刺され死亡した。
「日本がひっくり返るほどの大事なことを暴く」
石井氏は何をつかんだのか?
鞄に入ってた、その日国会に提出するはずだった書類はどこへ消えたのか?
服役中の犯人は「頼まれてやった」と告白した。
誰が殺人を依頼したのか?
事件は未だ闇の中だ。
さらにこんな動画も。
石井紘基議員刺殺事件 実行犯が告白「本当は頼まれたから殺した」 https://youtu.be/8gNf3gZ786gこれば事件から7年後、2009年のテレビ番組。
裁判では真相解明が行われなかった。
事件現場にあった石井氏の鞄
裁判では、消えた書類については一切審理されなかった。
有罪無罪の判断が最優先された時、真相解明は軽視される。
事件の真相よりも、彼が実行犯かどうかという裏付け捜査に重点を置いた。
鞄の中の資料は捜査から無視された。
鞄の中の資料は、司法によって無いものにされた。
本当にそうでしょうか?
何か大きな力が、警察を動かした可能性は?
2002年といえば、小泉総理の時代。
2003年には派遣法の大きな改正があった。
この頃から日本の歯車が狂い始めた気がしている。
もし、石井紘基氏の掴んだ何かが国会に提出されていたら、今と違う日本になったろうか?
天国の石井氏は今の日本を見て、何を思っているだろう。
石井紘基刺殺事件を忘れない。
零和の始まりは雨。ふさわしい始まりだね。
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裁判の迅速化、有罪無罪の判断が最優先され、真相解明は軽視される。
裁判が真相を解明しないなら、被害者や遺族はいったい何を頼ればいいのだろう。
最近話題になっている、娘を犯した父親が無罪になった判決を思い起こす。
裁判官は、強制性交等罪の要件に沿って、有罪無罪の判断しかしてない。
父親が、娘が中二の頃から性的虐待を続けてきた事実は軽視された。
法律がおかしいのか、裁判官の判断がおかしいのか?
真相解明を最優先する司法であって欲しいと願う。