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「納豆⇔ビタミンK2」 「ハイブリッド」≒動詞形は「コラボレート」(collaborate)

2011年08月28日 | ヨキコトキク・斧琴菊:アッパレ・天晴!

ハイブリッド: hybrid英語発音: /ˈhaibrid/ イブリドゥ)は、2つ(またはそれ以上)の異質のものを組み合わせ一つの目的を成すものを言う。

コラボレーション: collaboration)は、共に働く、協力するの意味で、共演、合作、共同作業、利的協力を指す言葉。動詞形はコラボレート(collaborate)。

 

引用::: 納豆とビタミンK2  [HOME] ■ビタミンK悪者説

ビタミンKは、1934年にデンマーク人のダムによって発見されました。
現在、13種類あるビタミンの中で、ビタミンKはなじみの薄いビタミンかも知れません。
なじみが薄いだけでなく、ビタミンKにはネガティブな噂がつきまとってきました。
ビタミンKは血液を固まらせるという説が、まことしやかにささやかれています。
ビタミンKの噂を検証してみましょう。
 まず、名前。「ビタミンKのKは、Koagulation(英coagulation、凝固)というドイツ語から命名された」という説があります。ビタミンA、B、C、D・・・は、基本的にビタミンとしての認定順です。昔は、ビタミンFもあったのですが、ビタミンの定義が変わって欠番となっています。ビタミンKのKがKoagulationからきているというのは、明らかに間違いです。
 つぎに、「ビタミンKの発見は、ビタミンKを多く含むクローバーを食べた馬が血栓を起こして死んだことによる」という説があります。馬はクローバーをどれほど食べても死んだりしません。だから、この話も作り話です。もし、ビタミンKが血栓を起こすなら、日本では血栓が多発していたでしょう。なぜなら、伝統的な納豆の食べ方は納豆汁でした。納豆汁では、ナットウキナーゼ活性はなくなりますが、大量のビタミンKは破壊されずに残ります。しかし、納豆汁で血栓が起きることはありませんし、血液に異常が生じることもありません。ビタミンKは凝固因子の形成にかかわりますが、凝固因子そのものではありません。
 ビタミンK悪者説に拍車をかけたのが、ワーファリンとの相互作用です。ビタミンKは抗凝固剤ワーファリンの効き目を消失させます。凝固因子Ⅸ、Ⅹなどの原料となるのがビタミンKです。ワーファリンは、ビタミンKが凝固因子となるのを妨げます。ワーファリン服用中の患者がビタミンKを大量に摂取すると、ワーファリンの効き目がなくなるのです。ワーファリンを服用している患者さんは、血栓ができやすい状態にあります。その状態でワーファリンの働きをなくすと、血栓ができてしまうことが多いというわけです。このため、ビタミンKが血栓を生じさせると誤解されました。血液が固まる仕組みもご参照ください
 
 
■納豆とビタミンKの絶妙なコンビ

  ナットウキナーゼには、血栓溶解剤ウロキナーゼの数倍の血栓溶解力があります。

これほど強力な物質には、副作用があって当然です。しかし、納豆には副作用はありません。これは実は非常に不思議なことです。納豆に副作用がないのには、2つの理由が考えられます。
 その一つが、ナットウキナーゼとビタミンKのコンビネーションです(もう一つの理由は別の機会に)。

納豆菌はナットウキナーゼといっしょに必ずビタミンKを産生しています。

つまり、ナットウキナーゼだけ産生する納豆菌はありません。

ナットウキナーゼにより血栓を溶かす働き(線溶系)が強まります。

しかし、血液が固まらないと不都合なことも多いのです。

たとえば、体の中の小さな傷から出血があると、それを止める必要があります。その時は血液を固まらせる働き(凝固系)が、しっかり作用しなくてはなりません。

ナットウキナーゼを摂取するときには、ビタミンKが体に十分ある状態にしておくことが必要なわけです。

水をたっぷり用意して焚き火をすれば、火事になることはありません。

!★※【ビタミンK】が用意されているから、【ナットウキナーゼ】が安全に作用するというコンビネーションがあるのです。

 納豆には大豆イソフラボンと ビタミンKが含まれています。これもまた、絶妙のコンビです。

大豆イソフラボンには 骨からカルシウムが【溶出】するのを 【押さえる】働きがあり、

 ⇔ビタミンKにはカルシウムを骨に固着させる働きがあります。

つまり、イソフラボンとビタミンKのコンビは、強い骨を作るために協力しあっているのです。
 

余談になりますが、納豆には他にも絶妙なコンビが見られます。自然のすばらしい贈り物だと感じずにいられません。


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