極秘!【ポルフィロモナス・ジンジバーリス菌２型⇒強病原性】大阪大学大学院歯学研究科天野 敦雄教授

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歯科関連ニュース【バックナンバーインデックス】　【コラム2001年5月17日（木）】

●だ液検査で診断／歯周病原因菌／大阪大学大学院歯学研究科

　歯周病は、４０歳以上の成人が歯を失うことが多い病気だが、最近では起こす原因となる菌が判明して、効果的な予防・治療法につながると期待されている。

　歯周病は、歯肉炎と歯周炎を包括したもので、初期段階の歯肉炎や、比較的軽い段階の歯周炎なら、歯を失わずに治療できるが、歯周炎が歯を支える骨や、あごの骨まで広がると、手の施しようがなくなる。

　「歯周病は、感染症であり、原因となる菌があります。

　　口の中には３００種類以上の細菌が存在していますが、

　歯周病を起こす菌は、ほぼ★　【４つ】に　絞られました」と、

　大阪大学　大学院　歯学研究科の　【天野　敦雄教授】は　説明する。

　４つの菌の中で、最も有害な菌が

　【ポルフィロモナス・ジンジバーリス菌】で、

　歯周炎患者のだ液検査では、９０％の人から検出された。

　しかし、歯周病でない人の口内からも３０―４０％の割合で検出されることから、

　天野教授は検出されたジンジバーリス菌の

　　　！★※　【遺伝子の　型　】を調べた。

　　　　　その結果、ジンジバーリス菌は、

　【★１型から５型】までの　５つに　分類されることが分かり、

　歯周炎患者から　検出された　【ジンジバーリス菌】は、

　【★２型】が７０％近くを占め、進行した歯周炎患者では、

　【★２型】が９０％以上にもなることが分かった。

　そして、２型は、【強い病原性】があることが分かった。

　歯茎が　　★健康な人の　だ液から検出されたものは

　　　　　　【★１型】が圧倒的に　多かった。

　『【２型】の存在を　だ液検査で調べることにより、　

　診断に役立つばかりか、歯周病を起こしやすい人、

　進行の早い人なども　予測できるようになります』と

大阪大学　大学院　歯学研究科. 教授 天野 敦夫.教授は話す。

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