今日は社中の方々と共に
紫野大徳寺の月次利休忌茶会と
京都北山の表千家北山会館にでかけて参りました
興臨院
今日のご担当は千葉宗立宗匠でした
寄り付きで拝見した主茶碗のお箱に
即中斎の書付で「宋」と書いてあったので
どんなお茶碗だろうと思って席入りしました
それは
今から900年ほど前の
中国の宋の時代の
赤絵茶碗でした
あの平清盛が生きていた時代です
手にすっぽりおさまるような
小ぶりの綺麗なお茶碗でした
900年の時を経て
今に伝えられてきたと思うと
触れるだけで胸がドキドキしました
大慈院
半床庵社中のご担当でした
冒頭
正客の席にお座りになった男性が
ご亭主に
「今日は【五月晴れ】のお天気に恵まれ・・・」と
ご挨拶をされ
一同 思わず「ん?・・・」と
首をかしげるや否や
ご亭主が「ほんとに今日は小春日和で・・・」と
にこやかに返され
一気に席中がなごんで
その後もご亭主と正客のお話がはずみ
楽しいお席となりました
付書院には
狸香合が飾られ
いよいよ今年も歳の瀬が近づいてきたなあと
感じさせられました
大慈院の泉仙で鉄鉢料理をいただきました
今日は多くの観光客が訪れていて
御店は満席でしたが
幸い”小春日和”のお天気に恵まれ
戸外のお席でゆっくりと
おいしい精進料理をいただくことができました
お腹を満たした後は
北山通りまで車で移動し
表千家北山会館へ行きました
表千家北山会館では
特別展「家元に伝わる茶の湯の道具
表千家歴代ゆかりの兜ィ」が開催されています
(12月16日まで)
信長・秀吉・家康が
それぞれ利休に宛てた書状から
即中斎・而妙斎・猶有斎の合作まで
歴代家元の書かれた兜ィが展示され
表千家400年の流れを
兜ィを通して味わいながら
お勉強させていただきました