表千家一期一会

愛宕坂茶道美術館

週末
福井の芦原温泉まででかけて
ゆっくりしたついでに

福井市愛宕坂茶道美術館
立ち寄りました



1階の常設展示室には

室町時代後期
越前を支配した朝倉氏に関する資料が
展示されていました

朝倉氏は
天正元年(1573)に織田信長に滅ぼされるまで
京都の文化文物を積極的に取り入れ

茶の湯の嗜みは
中級・下級武士の間にも
深く浸透していたのだそうです

驚いたことには

遺跡から出土したという展示品の中に

日本一古いと言われる茶筌と
竹の茶杓がありました


その茶筌は
少し押しつぶされたような形で
出雲のぼてぼて茶の茶筌を
短くしたようなものでした


また茶杓は
長さ八寸ほどの
少し湾曲した竹へらのような
大変素朴なものでした

その他には
日本製の茶壷や
日本製の天目茶碗などが展示されていて


京の都から遠く離れたこの山間で
千利休が歴史の舞台に現れる以前より

茶の湯文化が
広く花開いていたことに
驚かされました


江戸時代に入ってからは
福井藩主・越前松平家により
茶道文化は発展し

今日まで
この地域に受け継がれているのだそうです


2階の企画展示室では

「館蔵茶道具優品展」と題し
江戸時代を中心とした
館蔵品が展示されていました
(3月3日まで)



茶室「尚庵」


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