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4月20日
名古屋市八事の八勝館に於いて
吉田生風庵によります
生風大会のお茶会が開かれました
吉田家は
江戸時代より続く
名古屋の表千家流の茶家です
昭和9年に始められたという
生風大会は回を重ねて
今年で80回目を迎えられたのだそうです
私が初めて名古屋でお茶を習った先生が
吉田生風庵の流れの先生だったこともあり
現在名古屋でお茶を続けている
妹からの誘いを受けて
この記念すべき第80回生風大会に
参加させていただくことができました
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お濃茶席は
残月の間にて
お席主 吉田周一郎様のお点前で
お茶がふるまわれました
薄茶席は
東京の吉田会の方々が
また
野点席は
男性の方々だけの汲古会の皆様が
ご担当されていました
点心をいただいた後に
野点席へ向かいましたら
生憎ぱらぱらと雨粒が落ちてきて
急きょ室内へと場所が移されましたが
囲炉裏を囲んだ田舎屋で
瑞々しい新緑を眺めながらのお席も
大変味わいのあるものでした
生風庵の
濃茶席におけるお道具の由緒・格の高さはもとより
いすれのお席も
記念の会を寿ぐ
お目出度いお道具が取り合わされ
心華やぐお茶会でした
また
展観席では
久田家三代宗全(表千家六代覚々斎の父)から
覚々斎以降歴代宗匠方の
お手造り茶碗が
ずらりと展示されていて
これも圧巻でした